自称「お仕事できます!」の小技、、、

うちの娘たちはいわゆるお仕事系の「ライフハック!」が大嫌いで、

特に都心で堂々「事務系」として働く上の娘は

この手の奇妙な「ライフハック!」で「〇〇を突破!」系をこよなく憎む。

先日、食事をしたときは、少し時間が遅れてその理由が

出来もしない仕事を「出来る!」パフォーマンスを日ごろやりまくるくせに

いざ、概要を提出、となるとなかなか出さない。

ほぼ期限ぎりぎりに提出してきた挙句、全く要件を満たしていない、のような、

「これでなんで通ると思いましたかね?」とむしろがん詰めしたくなるほどの

ひどい出来で、どうも期限ぎりぎりに出せば絶対回議にあがる「はず!」との

「小技(テクニック)!」と思い込んでいるようで

その前段階の承認、というか確認作業をこちらが怠るとでも思っているのか、

なにがあっても、特に期限ぎりぎりに出すようなものほど出来が悪いのはマルバレ、

そもそも割り込む形で入ってくる新規の業者であれば、特に念入りに見る。

それで「承認できない!」ので今回は見送り、となるのを繰り返しているのに

相変わらず「ギリギリ!ぎりぎりまで頑張りましたぁ!」のパフォーマンスで、

承認者の退勤時刻に送ってくる。

ここまでこちらをバカにしたことをやってくるのも珍しく、

さすがに問題になっているので、いよいよ切ることになると

うちの娘だけが迷惑しているのではなく、ほかでもあれこれやらかしているらしい。

名の通った大企業の「〇〇を担当しました!」を「売り」にしたい

いわゆる「ベンチャー」企業で、売り込みは派手、でも内容が全く伴わない、

どこかで上の人間とつながりを持って取り入って

考慮の範囲内に入れてもらったようだが、あまりの無内容ぶりに

「むしろ何ができるかこちらが教えてほしい!」と一応上のメンツを立てて

あれこれこちらが画策はするものの、それでもあまりに出来が悪いので、

これ以上は我慢できない!と現場がキレて突き返してみたところ、

上もそれをかばうほどのつながりを持っているわけではなかったので、

「じゃあ、もうお出入り禁止ということで」とあっさり決まった。

何度も確認の電話をしているのに、一切実務系の人間からの電話はとらず、

同じ場所でその電話をかけてきた横で上の人が電話をかけると一発で出るという、

あまりにもあからさまっぷりにさすがに上の人間もあきれて苦笑い。

後で会社に鬼のように電話があったものの、誰ももうとらない、

「とりあえずもう帰ろう」ということで逃げてきた、などと、

私はかねがね、ツィッターのいわゆる「お仕事できます!」「稼いでます!」の

ライフハック!」発信系がやたらと「事務系はぁ~」「バックオフィスがぁ~」と

小馬鹿にした態度をとりたがるのは、

実務系にはっきり拒否され続けてきたからではないか、と思っている。

ショーもない営業をブロックするのって、事務系の人間だよな、昔から。

「なんでこんなくそみたいな業者のいい加減な作業の確認で退勤時刻が遅れるのか、

こんな何の役にも立たないことで残業時間を使うのがもったいない、って

相手は全く思ってないのがマルバレでもうそれだけで「〇ね」!って思うわ。」と

相手はたぶん「ギリギリなら通す!(はず)」なんて思っているのだろう、

自分がきちんと仕事が出来るわけではないので、相手もそうだと思い込んでいる、

まるでレベルの違う場所にしゃしゃりこんでくるなよ、としみじみしたのでした。

「クズ相手のクズ仕事なんて本当に1ミリも意味がない」と、

上の娘は公立中学校時代に山のようにクズを見てきているので、

クズを見分ける目も養われ、誠に見る目が間違いない。

故に上からの受けが良くてこの先もこの調子で驀進しているだろうことを

頼もしく思って田舎の両親はおいしくご飯を食べたのでした。

下の娘も「何とかテク!」なるものは嫌うがそれはまた別の観点から。

覚えていたらまたそのうちに。おわり。