(3年ぶり?の)東京雑記。

乗った電車やら歩いた街にやたらとアニメ絵女子たちがべたべた張り付いて

町全体が秋葉原化しているように感じたことはもう書いたな。

久しぶりの東京でもう一つ印象に残ったのが

「若作りのおっさんが増えている!」ことかな。

私だけの気のせいかもしれないが、歩いた街で結構な数、

「あれ、私とあんまり年齢変わらないじゃん」な、むしろ「上?」みたいな

おっさんが小綺麗なのはよいんだけれど、若干無理のある「おしゃれ」をしている。

一番驚いたのが、電車に乗ってきたときに小洒落たカバンを持っているので注目した

キルフェボン」の大きな箱をさげたおっさんで、

少し前の意識の高い30代男性がしていたような格好で、

生足首が出る細身・短めのパンツをはいているのだけれど、

その足首を見たときに「結構年かも」と思ったら、やはりそう。

手だの足首だのの年齢は男性でもごまかせないのだよな、血管が浮くから。

基本的にはきちんとした感じでまとめてほっそりした人ではあったものの

どこかしら「還暦」感が匂う。私が最もびっくりしたのは、

彼は「化粧」をうっすらしていて眉は明らかに書き足している!

「わぁ!」と思ってしまったな、男性の化粧、需要あるんだな。

ぶらついた街が東京駅周辺、日比谷、銀座、と限られたせいなのか、

この手の念入りにおしゃれをして年齢をごまかしている系の男性を

よく見かけた気がする。60前後の男性が明らかに節制して体型を保ち

少し前の30代・オシャレスタイルをするのは東京では「イケてる」のかね。

「エイジズム」は男性にも深刻に迫っているのか、

「東京はやせた人が多いねえ」と無邪気に驚く

小太りのおっちゃん・マイダーリンの天然ぶりの方が私には好ましいのでした。

宿泊先には仕事で出入りしている壮年の男性もよく見かけて

この手の人たちはオーソドックスなスタイルで、私には好感度が高かった。

でもいくつもの劇場が密集するところにある高級ホテルに仕事で宿泊するって

どんな功徳を積んでいる人なのか、

マイダーリンの職業関係ではトップ中のトップでもありえないよな、というと、

「海外の方のお接待のお付き合いでなら、あるかも」と負け惜しみを言うのが

またかわいいと思ったのでした。

オフィスやレジデントも併設されるのが最近のホテルのあり方かな。

ホテル宿泊者の半分くらいは「お仕事」関係者っぽかった。

そこでは若作りの「自由人」の姿はあまり見なかったな。

女性の痛めの若作りスタイルをあまり見かけなくなったのは

男性より早くまともなお洒落をたしなんでちゃんと年齢に応じたオシャレを選べる人が

増えたからかも。若作りしなくてもその年齢に応じたオシャレを選べば

もっと好感度が上がるのに、なんて、同世代のおばはんに思われても

この方々がなんとも思わないだろう、

多分「若い!」と思ってほしいのはもっともっと本当に「若い」女の子。

そういう女の子たちは「おじいちゃんなのに若いふりしてかわいい」程度にしか

思わないんじゃないかな。もとはおしゃれな人だろうに、私は残念に思った。

ホテルから銀座までタクシーを使ったらなんと一時期話題になった

「泰明小学校」!を見かけて、ビルの日陰にちんまりと、あまりに小さな小学校で

ここは天然記念物としていつまでもこのまま、存在してほしいと願ったのでした。

なんとなく「こんなごみごみした狭い街中でごめんなぁ~」のような周囲の大人たちの

気遣いがかの制服になったのか、こんな極小の生徒数もわずかそうな小学校を

やり玉に挙げた妙に神々しいお名前の朝日新聞記者は今何をしているのか、

相変わらず制服が気に入らないと思っているのか、考えたのでした。

意識の高い彼女は今は朝日新聞を離れてフリーランスになっているようで、

でも直近の記事は相変わらず古巣の朝日系列だったのでした。いやはや。おわり。

追記・思い出したので忘れないように書いておく。

東京駅・弁当で検索をしたせいか、私のインスタグラムにやたらと広告が出る

「海苔弁 山登り」を見かけたので一番オーソドックスなものを買って食べてみたが

まずくはないが「フツー」でこの値段出すならもっとおいしい弁当が

東京駅でも山ほどあるよな、とまことに広告に引っかかりやすい己を戒めたのでした。

そこまでおいしいものでもないのだよな、暖かければ別かもしれないが。

忘れないようにメモ。おわり。