映画感想「don't look up」

ネットフリックスの新作。

最近、単なるおっさん役しかしなくなったかつての美少年ぶりは嘘だったかのような

レオナルド・デカプー君が主演、なのか、

やさぐれたアメリカンガールが板についたジェニファー・ローレンスが主演なのか、

この妙にセックスアピール満々の二人の割にお互いが性的に絡むことは一切ない、

ある意味健全な映画、デカプーの相手役はケイト・ブランシェット様だったわ、

年齢相応で大変よろしい。

しかし、ディザスター映画と思ってみたら、お金のかかってない風刺劇で

タイタニック」級のパニックモノを期待していたらとんでもなかった、

最近、小栗旬狙いで見た「日本沈没」に匹敵するほど、大した場面がない。

巨大流星群がぶつかって「地球が滅ぶぅー!」なんだから、

もっと「前振り」的な何かがあっても良いのに、潤沢なネットフリックス資金は、

メリル・ストリープだのマーク・ライランスだのの出演料に消えたのか、

風刺劇としてはアメリカ的で面白いものの、

私はもっと「わぁー!」「きゃぁー!!」と逃げ惑う人々を見守るつもりだったので

拍子抜けな映画だったのでした。

アメリカの優等生アイドル、アリアナ・グランデちゃんが本人役のような

はじけた役を演じているのはなかなか良かった。見どころはそこかな。

風刺劇としてみるなら星は4つ、

パニック映画度はほぼゼロ、お勧め度は星3つかな。

デカプーの出っ腹を見たい方にはお勧めか。

私はデカプーにあんまりおっさん化してほしくなかったな。残念。おわり。