現在のワタクシ。

我が家の魔窟、「書庫」に分け入っている。

「分け入っても分け入っても、山」には「青い」がつくそうだが、

我が家の魔窟は青くはなく、ひたすら「本」と、

書庫だから当たり前と思われるだろうが、本の量が半端ねえ。(涙)

書庫の床に「本」のタケノコが生えたのはいつごろか。

すくすく育って竹となり、立派な竹林となり、それをかいくぐることになる。

遭難者がいずれ出るだろうと、今現在でもごそごそしていると

「ギシギシ」とよからぬ音を立てて魔窟は私を威嚇している。

しかし、まじで遭難者が出た時には取り返しがつかないので

魔窟と対峙している私をだれかほめて。(ちがう)

書庫はマイダーリン管轄下にあるから放置しておいた私が悪いんだが、

うちのダーリン、微妙に「片づけられない」人間なんで、

モノを元に戻すという「機能」に著しく欠けている人なので、私がやるしかない。

ということでもう少ししたら、戻るざんす。

大学受験の前期試験発表は10日が最後で無事志望校に子供が受かって大喜びで

下宿先を決めてきた!なんて人がマイダーリンの職場にもちらほら。

ふと、大都会の選択肢の多さは親も子供にも迷わせる原因になるけれど、

地方じゃ情報が少なく、選択肢も少ないから迷うこともないのだよな。

それはそれでよい部分もあるものか、と思ったり。

最後の最後まで一般入試で頑張る組は私の子供たちの時代は

特別進学クラスでは多かったので

ほかのクラスで推薦で夏に決まる人間たちがいるクラスと違って受験をするのは

「楽」だったかも。ただ、当時も「センター利用AO入試」があったので

2次試験まで頑張る生徒はより少なくなっていった。

今は、旧帝大ですら2次試験免除の入試形態もあるようで、

受験の「正道・ド真ん中!」を歩くしかない人間には

ものすごく険しい道になってるのかも。

学歴は親の資産でほぼ決まるになっている、はまことに情けないことで、

近年、理系の凋落がぁ、と言われて、それはお金がないから、と言われているけれど

実はお金のあるそこそこのボンボンしか旧帝大の理系に進学できなくなっている。

そういう底上げしてこられた人間の凡庸さが積み重なれば

ブレイクスルーなんて起こるはずがない。

「研究のお金がないから」ではなく「実家に金がありすぎる!」からなんだよっ!

とは誰も言わんわな。

システム崩壊がなぜ起こるか、の根本理由から逃げ続ける人間たちしか

(家に金のある連中しかまともな会社には入れない時代だからな)

発信する側にもいない、というのはまことに大問題。

金があるんだったら、最後の最後まで子供に勉強させとけ!というのが

最後の最後まで子供に受験させた私の声だ。どんだけ親子ともどもしんどかったか。

受験でチートする連中を忌み嫌うおばはんは、今から魔窟に入る。おわり。