二つの殺人事件。

福岡の殺人事件が気にかかる。

義務教育中に少年院に入るって

「よっっっっっっ(えんどれす)ぽど」のことをした、ってことだからなあ。

かなり悪質な、殺人に近い事件でも起こさない限り、だいたい保護観察になる。

娘たちの中学の同級生で、一人は相手に障害が残るほどボコった、

もう一人は放火して家を一軒焼いたのがいたが、どちらも保護観察になった。

どちらも家庭が複雑で

ボコったのは相手のほうが先に挑発した、ナイフを出して脅した、

放火は空き家に家出して火を使ったらそれが燃え広がった、

実際はちょっとかわいそうな子供たちだったからかもしれないが。

子供たちはマイルドに二人を受け止めていた。

学校に来たら「あ、帰ってこられたの」みたいな。

しかし、今回は見ず知らずの若い女の子を意味なく殺し、

その上、小さな女の子の上に乗りかかる邪悪さそのもので、

15歳とはいえ、怪物以外何者でもないだろう。

この子を扱うのはかーなーり、大変。

矯正は可能なのか、服薬をするレベルではないか、

本人が自身の凶暴性を認識できるレベルまで治療できるのか、

未成年だからといい加減に出されてこの手の事件を繰り返す、のは

たぶん今までにもあったことなんだろうなあ。

こういう子は裏の社会でもやっていけない。

裏の社会でも「お断り」になるんでどうなるんだろうなあ。

今回の件ではよくぞ消防隊員がその場にいてくれた、

なんてオトコマエが世の中にはいるんだ、が唯一の光。

もうひとつ、犯人が自殺して終わっている東京のストーカー殺人。

何故か加害者側の名前が一切出ない。

加害者は有名菓子店のオーナーシェフだったと言うから、

ええとこのお坊ちゃんでコネがあるのか。

「自分のほうが被害者だった!」のような発言をネットに残しているようで

それが本当だったとしたら、相手につきまとわないはずで

これがストーカー犯の心理かと、ぞっとする。

「自分は絶対悪くない!相手が悪い!!」と相手にそれを認めさせるまでつきまとう、

その心理そのものが異常であると理解できない、

相手がたとえ「はいはい、悪かった」といったところで、

執着をあきらめてくれるわけではない、こういう人間はネットによくいる。

故に加害者はネットに言葉を残したか。救いがない。

二つの事件ともに被害者は女性。悲しい。おわり。