日常。

入浴中にふと物悲しくなり、トリートメントを怠ってドライヤーもせずに寝たら

大変なことになり、よりうらぶれる。

やはりおばはんにもトリートメントは必要だったわ、

と言うか、おばはんだからこそ、トリートメントは必要、

ちょっと怠るともう見るも悲惨な状態になるとは、加齢って残酷。

しかし、次いつアテクシの美しい娘たちにナマで会えるのか、

なんて考えたらものすごい寂寥感に襲われ、すべてがどうでもよくなり、

髪にトリートメントなんかつけたって何も変わらん、

なんて思ったが、変わらんどころか、めっちゃ、変わるやん、

もうぼっさぼさの悲惨そのものの髪になってよりババア度がマシマシになり、

今まで書かなかったが、娘たちが大学生になっても、その大学の友人たちにも

「(娘の名前)さんのお母様ってすごく若くてきれい」なんて言われてきたのを

密かにどころか公然と自慢に思って来たというのに、

ここでひざを屈してはいかん、やるぜ、私、がんばれ、私、

と、とりあえず、トリートメントは毎日ちゃんとやろう、と思ったのでした。

美容室にもっと通いたいんだけど、

そして私にあれこれアドバイスしてくれる気立ての良い兄ちゃんに

励ましてもらいたいんだけど、コロナのせいで回数を減らして

やはり他人の評価とか、社交とかって大事よね、、思うのでした。

娘たちの小中高のお友達に「(娘の名前)ちゃんのママ、若くてきれー」

なんていわれるのは、田舎だしな、と当てにしていなかったが、

都会のお金持ちの家の子が多い大学に娘たちが行って

そこでお褒めに預かるのをそれはそれは自慢に思っておりましたのよ、

と、ここにわざわざ書き残して自分をあげることにする。

自分で自分を持ち上げないと、やってられないときもある。

しかし、さすがに自分上げなことを書き残すのもいかがなものかとも思うので

夜にこそこそ書いておくのであった。

日々の美容は大事。怠ってはいかん。おわり。