何を恐れるべきなのか。

上の娘が住んでいるところは都心でも有数の高級住宅地で

民度もさぞかし高かろうと期待していたが、トイレットペーパーは売り切れるわ、

スーパーの棚はがらがらだわで、

こうなれば牛肉を配るのもあながち間違いではなさそうな。

人間、腹が減ったら何をしでかすかわからん。動物だものね。

週末は「できる限り外出は控えて」の要望も

「経済が死ぬほうが怖い!」なんて嘯く連中がいるようで、

まあ、確かに高齢者がコロナであっという間に大勢死んでくれたら

年金は要らないし諸々助かることが多いんだろうが、

人から人から感染して変容していくウィルスが、

いつ、若者の命を奪う、猛烈なものになるか、わからない。

そのために行動自粛でもあるのがわからない

若い世代が多いらしいのに驚かされる。

年寄りの次に体力がないのは幼児たちで、

増強したウィルスが子供たちに広がる可能性を恐れるものは

「経済が大事!」と言う人間にいないのか、

日本の理系教育の大失敗をこうもまざまざと見せ付けられるのがむなしいわ。

まあ公衆衛生なんか、ほとんど教わる機会はないんだが。

必要以上に怖がることはないものの、「全然平気!」ってワケにもいかない、

本当に恐れるべきは何か、が分かっていない人間がネットでは目立つ気がする。

東日本大震災と同じく自然の驚異を侮ってはいけないと思うのだよな。

ウィルスの蔓延は津波に襲い掛かられるのとほぼ同じ、

どうすれば生き延びられるか、

経済をまわす!なんていってないで、もう少し自然を恐れたほうが良い、

とおばはんは思うのでした。

ところで娘の同期が新卒で就職する先が続々と研修中止、

自宅待機でネット研修になって笑える。

うちの娘の会社は超僻地の保養所に新人たちを缶詰作戦で、いやはや。

なんだかんだで経済はちゃんと回っていくようざんす、終わり。