シリーズ、「就活、お手伝いします」界隈は全員犯罪予備軍説。その2

 

「就活、お手伝いします!」界隈というのを私が認識し始めたのは

5年ほど前、上の娘のころからで、その前からあったのかもしれないが

今ほど金がらみ、下心系が明確でもなかった気がする。

ここ数年ではないのかな、方向性がはっきりしたのは。

私が最も許しがたく思うのが、

就活と言う過酷な状況におかれて不安定な状態になるだろう

女子学生狙いで性犯罪者予備軍の男が群がること。

その「お手伝い」をするシステムが出来上がっていることで、

これにそこそこ以上の実際の大学生がかかわっていたりするのが

信じがたい。

うちの娘は、そんな「出会い系」みたいなサービスがあるなんて、

「お友達」にいわれるまで知らなかったからね、

知っていてもしつこく誘われなければ、登録しなかっただろう。

娘の所属する大学はブランド大学で、就職に苦労はない。

特に所属する学部、学科、はそれだけで引く手あまたなので、

本来、何もしなくても就職は決まる。

私がその「お友達」にうんざりするのは、

どこの「ベンチャー」のサービスか知らないが、

自分のリソース以外、自分の知り合いのリソースまで、

利用していること、

「ここには、こーんなすごい学生も登録してます!」アピールに

自分以外の情報も使う、

利用された知り合いに「メリット」など何もないというのに。

このやり方は情報系の「ベンチャー」企業が学生を使ってよくやるようで、

浅はかな自称「就活垢」のなんと多いことか!

たいていが特定のサービスや、有料サロン、本を宣伝する。

大学名を出してやたら「つながりましょう!」と

SNSでその大学の本物の学生を募っている。

今では大学のキャリアセンターではまず

「就職活動に個人的なSNSは使わないように」のアドバイスがあると言うのに、

何をやっているんだか。

そしてその手のアカウントは今の時期から「内定でました!」を

自称する。それはまともな企業であれば「厳禁」とされることだというのに。

もし、その内定が本当なら大学名だけで誰かは特定出来るだろう。

この時期に既に内定が出ている学生で、そこまで馬鹿を私は見たことがない。

故にこれは「眉唾」以外何者でもない。

今の時期に内定者がいないわけではないが、それは特殊なルートの人間なので

ショーもない就活サービスを利用して内定を取ったわけではない、は

まともな大学に通っている学生なら、すぐわかるだろう。

しかし、まともな大学に通っていない学生のほうが多い。

故に釣り上げる魚は山ほどなんだろう。

このほぼ「詐欺」的な商売に、私は嫌悪感以外、何も覚えることが出来ない。

しかし、ほんっとーに、この手の詐欺商売は山ほどある。(続く)