シリーズ、「就活、お手伝いします」界隈は全員犯罪予備軍説。その3・おわり。

いわゆる「就活のお手伝いします!」の有料サービスは山ほどあって、

まずは「無料」をうたう講演会をよく開催している。

うちの娘も学部時代に友達に誘われてのこのこと出かけたが

その「無料」の講演会は結論から言えば、

「俺、私、のサロンを利用しろ、俺、私の本を買え」の

ほとんど「洗脳」のような講演会で、「俺、私の奴隷になれ」な、

最終的にはさほど長く勤めたわけでもない会社に入った俺、私が

かつてどれほど優秀だったかを無理やり聞かされる独演会になる。

別に「はあ○ゅう」とか「○ケハヤ」ばかりがトンデモではないのだよね、

もっと大小を問わず、トンデモは山ほどいる、特に「就活」では。

そしてそういう連中が必ず口にするのは

「就活ビジネスにはおかしな連中がたくさんいる」

しかし「自分だけは違う!」と、

この手のアピールは手垢がついているので

彼らの就活アドバイスが多少でも役に立つのか、怪しくなるレベルだ。

うちの娘はその講演会から途中で抜けたが残る人はいたらしい。

何人かでも残る人がいればこの手の商売はうまく行くようだ。

就活講座にはまった、私が現実に知っている最も悲劇的な例は

浪人して志望大学にいけず、泣く泣く「マーチ」に行った学生が

就職ではがんばろうと、就活「セミナー」だか「サロン」だかに迷い込んで、

そこで様々なショーもない「おすすめ」に小額の課金をし、

挙句に「就職留年」を勧められ、留年しても就職できなかったという、

もう、何で「就職留年!」なんてことをさせるかな、このご時勢に。

何でちゃんと大学のキャリアセンターに行かないかな、

はじめに正攻法をとらずに、怪しげな連中にお金を使い、

挙句、1年余計に大学に行って、それでもまだ社会人になれなかった、って、

そこは一時期親と不通になってしまって、

結局は親が助け舟を出して課金でつもった借金を返し、

大学を卒業して、家でこれからどうするか考えよう、

その「何とか就活」とは縁を切ろう、で、

現在公務員試験用の専門学校に通っている。

極端な例かもしれないが、少なくとも「就留」を勧めるような

就活アドバイスをする人間は決して信用するな、とここに。

知り合いのご子息がはまったそのサービス名をはっきり聞いてはいないが、

そのうち聞き出して私を無駄に信頼している某関係筋に情報を流す予定。

とりあえず「詐欺やん!」って連中が就活ビジネスには山ほどいると、

ここに書いておく。

まずは大学のキャリアセンターをきちんと利用しましょう。

そしてキャリアセンターにもたまにもぐりこむ

その手の怪しげな「就活ビジネス講座」は

もっと、疑ってかかろう、と、

おばはんからの心からのアドバイスです。おわり。