雑談。

九州の成人式の模様がネットに上がって、まあ、ド派手だこと、
「まーつりだ、まつりだ」とサブちゃんの歌がバックに流れてもおかしくないような、
そこそこ、地方も景気が良いんじゃないか、と思ったが、
このはてなで、たいそうお上品に「子供は小学校から私立に」なんてブコメが上がっていたので、
いやはや、この「はてな」に、子供を小学校から私立に行かせる人間がこんなに増えたか、と別の意味で感慨深い。
地方の成人式は、地元に残った子供たちの晴れ舞台なんで、それを見下してまで
「俺たち、上流」とやれるとは、なんとも「お上品」の質も落ちたものよ。
こんな風におそろいを着られる子達って、大体、高校卒業してすぐ働き出して、ちゃんとお金を貯められる子だからね、
そういう子供たち「以外」とつきあわせたい、って、つまり、親に金を出させて慶応まで入れてもらったのに、
同窓の未成年の女の子を集団で襲って「ウェーイ!」やってる子達のほうがましってことかな。
私はしみじみ、私立に行かせることに無力感を覚えるんだわ、私立に行く、行かせる、が別に階層上昇ではないんでな。
お金はあるかもしれないが、私立に行った、行かせた、の人間たちのある種の貧しさには、情けなさを感じることが多い。
心の貧しさは、私立で矯正されるものなのか、否か、
まだまだ、はてなでそこまで豊かな人間にお目にかかったことがないので、難しいんだろう。
私はせいぜい、あの派手な着物で地元タウン誌に大きく載せてもらって、それで満足して働ける子供たちが愛しくてしょうがない。
彼らは自分で働いてお金を貯めてせっせと運転免許を取って、ローンを組んで車を買って、
ローンを返すために、仕事に励んで、次は結婚して、子供を作って家を買って、またローンをせっせと支払って、と大変働き者だ。
そういう真面目な子供たちが、やはり日本の将来と経済を支えて行くんじゃないのかな。
おばはんは、はてなの妙にオハイソぶったブコメにげっそりさせられる。
晴れの日くらい、好きな服で目立つのの、何が悪い?いまどきの働く若者は、昭和ほどの悪さはしないものよ。
がんばれ!若者、と下流民であるおばはんは思うのでした。