雑談。

久々に「親が悪い!」系の増田出現。
年末に誰かがお小遣い稼ぎをしたいと見えて「マッチ売りの少女」系の話がまずプロモーションとして出ている感じ。
しかも、増田は私と同じ年のオッサンだそうで、何が受けるか狙ってる感があってなかなか面白い。
「創作したのは、ぼく・私だよーん!」と答えあわせがしたいなあ、
私はアラフォーではなく、アラサーが書いたんじゃないかと見たが、さて。
私の親は新制中学過渡期の世代になるんで、それより前で「中卒」だと、今の「高卒」くらいのレベルではあるのだよね、
むしろ「小卒」のほうが現実味がある。「高等小学校卒」が現在の「中卒」に当たる。
戦争が私の親世代の学歴に影を落としたようだ。
私の母親は現在80歳で新制中学一期生で、ド田舎出身だが、高校まで行ってる。
と言って、それほど高学歴と言うこともないので、増田の世界観は、いつものようにおかしい。
過去も、地方も、貧しさも、知らない、おそらく知ってるのは人の気を引くものを作る方法だけ。
貧しさネタは人を集めるなあ、「いい人のフリ」をするのは年末の恒例行事みたいなものだしね。
「いっぱいのかけそば」も年末の話だったなあ。
華やかなクリスマスイルミネーションについていけない人のほうが実は世の中に多いので、人も集まる。
ネットで人を集めるとはお金を集めるのと同じことなので、書き手は楽しかろう。
「貧乏人はストロング○ロ」大キャンペーンが最近あったようだが、
増田はストロングゼロではなく、DRCをあけて書いているかも。そんなものよ、ネットは。
話は変わるが、現在は景気がいいらしいが、本当なのかね?
景気の良さはなんとなく人が貧しさを平気で見下すようになることでわかるが、
この手の増田がそれなりに人を集めるのは、景気が良いのは一部の人間だけ、ってことかもしれないな。
まあ、同情のどこまでが、やらせか、自分語りか、わからないけれど、
裕福な乞食がお小遣いをねだるのはあまり見栄えのいいものではないなあ、ネットでは特にそう思う。
戦争経験を経てきた私の親世代は悲惨な人間が多いんだけど、それでも増田が書くほど愚かではない。
貧しさが低劣ではなかった世代であるのだよね、増田はそれを知らない。
増田の書き手は若く、貧しさもよく知らない。一定以上恵まれた世代に思える。
しかし、倫理は教わってこなかったらしい、この情けなさに私は泣ける。
バブルの端っこあたりで出現した世代、今の30台にそういう人間が多い気がする。
「ウエルク」問題の発端になった人がその世代だったことを今ふと思い出した。
自分のじいちゃん、ばあちゃんに近い世代を馬鹿にするのも大概にしろよな。