雑談。

大昔の記事に検索があって、なにを書いたか読むと、こういうことを記録に残したか、と感慨深い。
すっかり忘れ果てていたが、私も別居婚の時期があった。子供を産むまでのことだったけれど。
結婚したあときりが良いところで仕事を辞め一緒に暮らしはじめてすぐ妊娠して、
その後転勤の時期がずれてちょうど私の出産と引越しが重なることになったので里帰り出産をすることになった。
祖母の介護もあったので、週の半分を実家で暮らし、半分をマイダーリン宅で過ごす、落ち着かない生活をした。
(当時も既にマイダーリンは遠隔地に転勤していた。そのあとさらに転勤することが決まっていた)
祖母は私が出産したちょうど1ヵ月後に待っていたように亡くなって、あまりに悲しかったので当時のことがあまり思い出せない。
別居婚と言うよりは通い婚を1年ぐらいした、くらいか、どきどき、より、ばたばたの印象しかないな。
出産場所が身内が気を使って人づてに予約を取ってくれた地域のブランド病院だったので、早めに検診をうけ始めることになった。
諸事情が新婚カップルの同居を阻んでいたのだよね、、(涙)すぐ子供が出来たからよかったか。
祖母が亡くなったし、そもそも私の妊娠中に肝炎ウィルスが祖母に見つかったので、私は祖母のそばに近寄ることが出来なくなり、
実家にいる理由がなくなったのでさっさと行ったこともないし、知り合いも全くいない高知に私は乳児を連れて行ったけれど、
今思えば、若いから出来たよなあ、一途だったので「二人で子供を育てよう!」と思い込んでいた。
実質は、猛烈に仕事が忙しい時期だったマイダーリンに取り残され、ほぼ一人で子供を育てることになったりして、
でも、宿舎住まいだったので、ずいぶん宿舎の方々に助けてもらった。今でも感謝している。
頭でっかちで凝り固まっている私の考え方を転勤族特有の柔軟な考え方で何人もの子供を育てている大先輩方がほぐしてくれた。
あれはなかなか得がたい経験だったと今でも思う。結局は、あの選択肢は間違っていなかったか。
私はあちらこちらの宿舎住まいをしたが、どこでもお付き合いでは良い思い出しかない。
都合の悪いことは忘れているかもしれないが。
ちょうど兄弟のところが海外で幼児を育成中だったので、海外での子育てほどは大変じゃない、とそれにも励まされた。
私の経験上、3年以内に子供が出来ないカップルはその後も子供が出来にくく、不妊治療にこぎつければまだましだが、
それすらもしないでいると、結局子供が出来ず、そのまま離婚になる場合も見て来たので、
子供を持つつもりなら、できるだけ早めにしたほうがいいというのは、変わらざる意見だ。
産婦人科医が「いつか欲しいと思うなら、今作ってください、いつかより、今が一番若い」
とみもふたもない真実を言ったのを覚えている。
まともな産婦人科医は、自分がしていなくても必ず20代での出産を必ず勧めて来る。
どうやら生物学的にはそれが最適のようだ。
話は先日読んだ「子供はいらなくて別居婚希望」に戻すが、別居は相手が離婚を申し立ててきたとき、相手側に有利に働くので
そのことを考えないんだろうか?と不思議に思った。子供は欲しくない、も同じように離婚したい側に有利だ。
実際、離婚は結婚より手続きが大変ではあるものの、それでも相手が人生の選択をこうだと決めた場合、
何があってもやり遂げるので、私は離婚から逃げ回っても結局離婚した女性を知っている。
「既婚者」のステイタスを維持したいなら、すべきことはいくつかある、が理解できない人は既婚者の中にもいる。
そういう人間が不倫に走りたがるのかもしれないな。「婚外恋愛」なんて馬鹿馬鹿しいと私は考えるほうだ。
私は結局のところ、結婚そのものが非常に保守的な仕組みなので、それをするなら、その保守性に従うのが正しいと考えている。