「婚活コンサルタント」、、、

昨日は「お見合いおばちゃんを「コンサルタント」って言うんかー!」と、
「年収1000万」云々より、そこに驚いた、なんと日本語英語は忖度の多い言語であることか。
この手の話題を眺めると「お約束」になっているのか、
ツィッターの自称・素敵バリキャリ女子たちが「年収1000万円なんて稼ぐのは簡単」だの、
「私は(高収入の)夫とは(それを知らずに)愛だけで結婚したけど」だの、
「年収1000万あるけど、そんなにすごい生活じゃないから」だのと
空恐ろしくなるほどの「優等生」ぶりをひけらかして、ネット広告業界マンネリズムに暗澹たる思いを抱く。
おばちゃん、そういうの、10年以上前から見てきたわぁ、といいたくなる。
しかし、何故この手の「婚活相談」は叩きやすそうな「女性ネタ」が多いのか、
32歳で1000万越えの年収を相手に求めるなんていたとしても婚活女性のごくわずかじゃないか、
これもまた「男尊女卑」の一つ、責めるのは女性のほうがやりやすい。
「結婚しない女はこんな高飛車な女と思われるよ」みたいな、
昔、「気に染まない結婚でもしなければいけない」歴史があって、
私世代でそこからやや開放された感があったが、形を変えてこの手の圧力はいつまでも存在するものらしい。
こうやって若い女の子を追い詰めて行くわけだな。
一方「1000万越えの年収を求める30代女性」と同じくらいの比率でいるだろう
「20代の共働き希望の資産家令嬢を求める40代男性」をネットで検索すると
なんとその「野望」に超ポジティブなブログがあって、ざっと読んだところ、
それをするに最も大切な要素、「相当な年収が必要」とは一言も書いていない。
「やれば出来る!」と、こうやって、40男の懐が狙われるわけだ、婚活商売は美味しかろう。
「夢」に金を支払うか、、そう考えると感慨深い。
コンサルタントって客に常識を教える商売かと思ったが、
実はかないそうにもない夢を叶えられるかもとお金が続くまで夢を見させ続ける職業か。
結婚の理由とは、割とシンプルで、
若い男が結婚するのは、配偶者手当が入るとか海外赴任で駐在家族手当(帯同手当てだっけ?)がつくとか、
「金」のためが多い。と言うよりは、たぶん「金」が結婚への躊躇を飛び越えさせる原動力になる。
女性が相手のお金にこだわっても、さほどおかしくないような、
一方、男性が自分の年齢を省みず20代の女性にこだわる最大の理由は「子供が欲しい」だろうから、
これもわからないでもない。
この二つの要望の落としどころを探らずに、いい加減な期待を持たせてだらだら婚活を長引かせたほうが
「婚活コンサルタント」業は儲かるだろう、と思ったのでした。
いやはや、地獄。常識から外れたことはやめておきましょう。