「○○の末路」の末路、、

ホットエントリを眺めていると「大塚家具の末路!」なるタイトルがあったので
てっきり「東洋経済」かと思うと、なんと「プレジデントオンライン」。
そういやここも、似たような飛ばしタイトルをつけるようになってきたわぁ、
つい「断末魔の叫び」なんて言葉が浮かぶ。
老兵は死なず、ただ消え去るのみ」の美学はないのだよね、言葉の世界には。
特に「末路」的な危機感はない記事ばかりだが、これに溜飲を下げる層が「東洋経済」「プレジデント」には多いのかな?
「大塚家具」に関しては、現社長の方針はそんなに間違っていない気がするし、
そもそも、いまどき「嫁入り道具!」をそろえる結婚世帯ってそんなに多いかな?
私の住む地区は保守的で結婚式もまだ盛大なほうだが、新婚家庭が一気に家具を買うのはあまり聞かない。
夫婦ともにハイクラス出身者で結婚と同時に家を買うようなご家庭であれば、家具も揃えるだろうが、
そういう方々は「大塚家具」なんかでは買わないのよ、、、(涙)付き合いのある製造元に特注する。
「大塚家具」がバブル時期に支持されたのは、夢見る一般庶民に「ハイクラス」気分を味あわせたからではないか、
それを懐かしむ層が今でも「大塚家具」を利用するんじゃないかな、この筆者のように。
私も買ったことはないが、一度にいろいろみられるので便利だと思ったわ、「大塚家具」。
ただ、私のように心底貧乏臭い人間はいちいち人がつくのがうっとうしかった。
故に「手厚い接客」は「ない」ほうが「いまどき」に思うが、プレジデントの筆者には物足りないんだろう。
と言うか、たぶん、「買わなさそうな貧乏臭い人間」と値踏みされたのをうらんで書いてるんじゃないかな?
「イケア」は家具を買ったことがないのでその品質は知らないが「ニトリ」の家具は長く使えるものではないのだよね、
私は娘たちの部屋の家具に「無印」と「ニトリ」を買って、「ニトリ」のちゃちさに親子で泣いた。
1年程度で壊れるから、「お値段どうり・ニトリ」と歌っているわ、、ま、モノにもよるだろうが。
一般庶民家庭がそこそこの家具を買おうと思えば、やはり「大塚家具」はよい店だと思うのでなくなって欲しくない。
バブル時期のような接客をしてくれなかった個人的な恨み言をねちねち書く人間の「末路」はどのようなものか、
それを「プレジデントオンライン」で取り上げる日が来るのか、そのあたりを知りたい気がする。
いい加減なおじいちゃん記事に「末路!」なんてあるとつい「末期の水」なんてよけいな言葉を思い出したりして。
「はいはい、おじいちゃん、年寄りの冷や水」と中ばあさんの私は介護したくなるな。
かつて「オワコン」なる言葉が流行ったが、「○○の末路!」なるタイトルももう「オワコン」で良いんじゃないかと思った。
終わり。