官僚記事のこと。

昨日「若くない老害」氏が官僚たちの資料に反論しながら自著の宣伝をしているのを見かけ、
3行で書けることを相変わらずねちねちとやってるな、
しかし「文句はお前らの父ちゃん、じいちゃんに言え!」ってのを実に上品に書いている、と感心したわたくし。
昔から官僚になるのは官僚の子供たちばかりよ、、、(遠い目)
私がかの資料をざっと見て思ったのは「売り家と唐様で書く3代目」の川柳で、
戦後、寄せ集めの官僚がつぎはぎ国家を作り、その2代目がバブルを押し立てた、
現在の3代目がじいちゃんの代からのつけ払いを迫られて震え上がっている、
お前らの親族が調子に乗ってきたつけを国民全体に押し広げようとしているのは、
かつて戦争責任を国民全体のものとしたのと似ている、だったりして。
こんな資料を激賞している連中は、アホかいな、の感想しか私にはないが、
「これが正しい国の政策だー!」と拡散したいものかね?
官僚の資料で笑えたのが「優秀な人間が海外に逃げる!」で、
今海外に「逃げる」人間はさほど優秀ではない、じいちゃん父ちゃんの恩恵を受けている君らの仲間だ、
何を都合の良い自分たちだけの狭い世界の「現実」を全体に押し広げているんだ、
と、指摘する若手がもの書く世界にいないのよ、私の子供たちはもの書く世界にはいないのでな。
「絶望せよ!」と若き官僚たちは書くけれど、
元々希望を抱くような国家ではなかったし、彼らの提言で劇的に変わるわけでもないので、
こんなショーもないものを作成する費用を税金でまかなっているのがもったいないな、とみもふたもないことを考えたのでした。
私には国家が独裁を目指すと宣言しているかのように思えたけれど、何をみんな、そんなに感心しているんだろう。
その辺が、反論を読んでもさっぱりわからなかった。
ただわかるのは、かの記事を激賞している側は恵まれていて、今後何が起こっても特に困ることはまったくない。
どこの国家も抱える問題点は、それを解消する手立てを持っていないこと。
10年以上前から崩れ行く地方都市で育った私の娘たちと違って今の若き官僚たちは恵まれて育ったんだろうなあ。
「今すぐ、お前ら奴隷になるか死ぬか選べ!」と奴隷にも死ぬ選択もとらずにすむ人間に言われているのを賞賛する側が
はてなに多いとは、はてなに「リア充」がこんなに多いとは知らなかった。終わり。