この美しい国での出来事。

「おっぱいさわっても良い?」ってのは、てめえの母ちゃんにだけ、言ってろ!と言うのが、
半世紀以上真面目に道徳心をもって生きてきた私の心からの叫びだが、
この「美しい国」の政治家、官僚は「性犯罪は訴えた側が悪い」の確固たる信念をお持ちのようで、
そういえば、東大生の集団強姦事件でも、親が弁護士だのじいちゃんが裁判所のトップだの、だと
刑が軽くなったんじゃなかったっけ、
え、今って、中世?傲慢な支配者がどんな悪逆を行っても許される、そういう時代だったっけ。
といって、意外に中世でもあんまり悪辣な奴は血祭りに上げられたようだけど。
さて「被害者が悪い」論理で行くと、当然「はめられた!」側の元次官が責められるべきではないか、とかねがね思っているんだが、
何故、それを言い出さないのか、これが恐るべき「仲間を守る」論理、わかりやすくて涙が出る。
昨日は増田で「セクハラの何が悪い?」のような手の込んだ意見が出ていたが、
こういう増田のような人間は、自分が何かを手に入れるために自分のけつを貸すのをいやだと思わない、
それだけなら容認のしようもあるが、こういう人間は他人のけつまで貸すのを強要するからな、
そして「けつくらい、良いじゃないか」と最終的には「セクハラ」にまで至る。
つまり、元事務次官はそういう人間だったんじゃないか、
ああいう発言を「悪いことではない!」と言い張れるメンタリティはたぶん、自分が散々、自分のけつを貸してきた、
それから他人にけつを貸すことも強要してきた、これが「仕事が出来る!」の正体なんだよ、
こういうのをいい加減やめよう!と言うのが近代化の一歩じゃないのか、女性支援の一部じゃないか、
「出来るときはいつでも「女」使え!」なんていう考え方は、働く娘を持つ私には容認できない。
女を使わなくてもじゅうぶん、能力は高いんで。こういうの、本当にいい加減にして欲しい。
この元事務次官は生まれは岡山だが、育っているのは横浜なんで、親の代から官僚じゃないか、
ネットには妻も事務次官の娘とあるから、本当に「家業が官僚」なんだろう、ひょっとして子供ももう官僚だったりして。
東大生の集団強姦事件に話を戻すが、この事件も相当実家にコネのある子供には甘い判決だったようだ。
それが何故なのか、心のそこから納得してしまう自分が悲しい。
この連中の性根にあるのは、もうどうしようもない「選民意識」なのだよね、
「俺は何をしても偉い!」と言う。そのゆるぎなさに泣けるわ。
それにしても「おっぱい元次官」、政治家がよってたかってかばうほどの価値はあるものかね。