教育雑談。

数年前、悲愴な面持ちでお受験に向かったわが子たちは今頃何をしているのかしら、、、
昨日、学生の娘はだらだらしてたわ、大学が受験場になるので立ち入り禁止。
部屋で「TOEIC」の勉強をするそう。なんだかんだでまだ勉強してる。
先日、東京都内のお受験事情を都心に住む兄弟と話して言われたのが
「塾にも行かせずにずっと公立で子供を育てられたのは、あなたが専業主婦だから」で、
これはかつてワーキングマザーだった実家母にも言われた。
「専業主婦だから出来た」とは、逃げようのない真実なのだよね。
子供に勉強の習慣づけをするのは、手間隙のかかることで、私が仕事を持っていたとしたら出来なかったと思う。
まず、子供の「隙間時間」が見つけられなかった気がする。
私は自分が飽きっぽいので、各教科を短い時間で終わらせる、それがどんなに少量であろうと、とりあえず、毎日する方式をとった。
これがうちの子たちにはあっていた。親子は性格が似ているので、合うやり方を見つけるのは難しくない。
仕事をしているなら、家事も子育ても「外注」で間違いないんじゃないか、
私も娘が「ワーママ」になったなら「中学受験」「塾通い」を進めるわ、自分がしなかったことで「利点」も見えているからね。
都心の受験は複雑ではあるものの、娘の同級生にわが最底辺中学から、都内の公立校に合格した子がいたので(親の転勤)
こつこつ真面目にやってたら、都内の公立高校も難しくはないのかも。その子は首都大学に進んだ。
首都大学は都心に住む人からは微妙な位置らしく、「八王子にある」が不人気の原因なのかも。
私は狙い目大学に思うが、どうだろうね、下手にAO入試で慶○に入るよりは、悪くない選択肢に思うんだけどなあ。
私の知る○応関係者はピンからキリまでが極端で、優秀なのは東大落ち慶○卒だが、地方の中小企業主家族のお金の力技・進学者はかなり問題あり、に思う。
子供が小学生のころから、都心に家を買って中学入試に参加させる、なのはもう当たり前で
家業に何の関係もない米国に無理やり支社を作って家族で移住しNY校に子供を通わせた、などなど、
この種のルートで入った学生たちが、正規ルートで受験した東大落ち組に攻撃的になるようだ。
真面目に勉強した人間を馬鹿にする人間が存在するのはよいのか、悪いのか。
意外に生え抜きの内部生は東大落ち組に好意的らしい。それが本当に「育ちが良い」ことかも。
私は要領が悪くてもこつこつやってきた人間のほうが強い気がする。
「人脈!」があっても積み上げてきた実力がなければ最終的には生き残っていけないのじゃないかな。
自分の子供がどういう人間と近しく付き合うのが好ましいか、お金だけがあっても見掛け倒しの人間に取り囲まれてもいいか、
誠実にこつこつがんばる人間と一緒にがんばるのが良いか、子供の「進学」で考えなければいけないのは、そこじゃないかと私は思う。
センター試験は、毎年、きつい。それでもそれはやるべきことで、やれる人間は幸いだ。
教育って、親が子供に何を経験してもらいたいかを考えることかもしれない。