いやはや。

すばらしき「えすたぶりっしゅめんと」さまが「MITにいる私の周りにトランプ支持者なんていない」とおっしゃって、
そういえばこの方は「メイドロボ」の萌え絵は許せなくても「会田誠」の少女の首絵は「お芸術!」で許せる人だったな。
当時、はてなの「ポリティカルコレクトネス」は「メイドロボ絵は糾弾して会田誠は芸術にしよう!」であったが、
私は今も「メイドロボ」のほうも「許してやれよ」と思っている。私は「えすたぶりっしゅめんと」じゃないしな。
それはともかく、この「すぷつにこ」さんの周りにトランプ支持者は本当に「いなかった」のかな。
この方の「メイド絵潰し」の猛烈振りを思うに、とても「トランプの意見も一理ある」とは言い出せなかったんじゃないか、
社会の問題点は、常にその場にある「正解」を言わなければ面倒になる、ってことで
天下のMITで、たとえ「トランプ」に若干の共感があったとしても、それを言い出すことが出来ない「雰囲気」があるとしたら、
ある意味「えすたぶりっしゅめんと」の世界はカルト宗教集団のようだ。そこには徹底してひとつの「正解」しか存在しない。
それを恐ろしいと思えない感性に私は「知性って何?」と心から思う。
実を言えば、私は「えすたぶりっしゅめんとの世界に「トランプ支持者」はいなかった」は怪しいと思っている。
かの大学が、そこまで生まれ育ちが完全に同一の人間ばかりがもぐりこむとは思えないからだ。
どれほど大学の授業料が高くても、すべての学生の出身家庭が同じ資産を持っているわけではない。
世界有数の資産家・家庭出身者と息子が有名大学に入学する資金をなんとか調達できるご家庭とでは違うだろう。
どこでも「格差」が存在し、見えない「壁」があるはずだ。私は「MIT」にもトランプ支持者がひそかに存在していたと思う。
それが見えない、感じないおめでたい人がMITで講師をしているんだなあ、なんだか一般的アメリカ人の苛立ちがわかる気がするわ。
彼女は「MITの学生には一般庶民の意見が見えなかった、を私は問題視している!」とツィートしているが、
私はむしろ、大学にも潜んでいただろう「トランプへの共感」の声を拾い上げる雰囲気がまったくなかったことを問題視するべきではないか、
ただ、今も「実はトランプ派」なんて天下の「MIT」学生が声を上げたら、将来はもうないほどにぶったたかれることだろう。
「優秀」さって、「周囲の空気を読む」も含まれるのよね、、、(涙)
私は意外に都市部でもトランプ支持者がいたことで、アメリカ社会も、思ったほどはっきりものが言える社会でもないんだな、と思った。
ネットも実はそうだよね。
ところで、ヒラリー・クリントン評に関しては私はちきりんさんのツィートが一番共感できた。
彼女の優秀さは「周囲の空気を読む」点においても間違いがなかった。
私はトランプ陣営に彼女が迎え入れられてもアメリカにとってはよいことに思うが、それは許されないだろうなあ。誠に残念だ。