テレビ雑記。

最終回のラスト30分を見逃した「ディケンジアン」の再放映をマイダーリンが録画してくれたので見た。
やはり、第1シーズンで打ち切りになるわなあ、の感想しかない。
すっかり忘れていたが「骨董屋」の「ネル」まで出ていたわ、何でこうも悲惨な女性ばかり登場人物に選んだのか。
プロデューサーか脚本家が女に激しい恨みを持っているとしか思えない、もうちょっとやりようがあっただろうに。
「クリスマスカロル」の前日譚を殺人にするのは面白い取り組みだったが、出てくる好感を覚える女性たちがそろいもそろって不幸になるのを
誰が喜んで毎週見ようという気になるかね?この、いつテロがあるかわからないご時勢に。
ろくでもないことをしでかすばあちゃんたちの「お葬式から事件が始まる」のほうが見たいわ。少なくとも彼女たちは「長生き」出来ているものね。
視聴者が何を見たいかがわかっていない製作者とは世界現象か。階層間の剥離、ってことか。
取り上げるなら、もうちょっとコミカルな存在がよかったな、といって、ディケンズの作品で明るい女性人物って誰かいたっけ。
ううむ、ぱっと思いつかない。「リトル・ドリット」のミセス・ミーグルくらいかな。
ディケンズ作品で「まとも」な中年女性ってほとんどいないわ。
ならば前日譚ではなく「高慢と偏見と殺人」みたいに「その後の物語」にしたほうがよかったかも。それならなんとかなる。
私は1回目で見るのをやめようと思った「家売るオンナ」をマイダーリンが毎週せっせと録画している。
都会の家事情が多少は伺えて最初に思ったよりは面白く見える。
しかしこの手のドラマは好まないマイダーリンがなぜ、と思ったのでたずねると、
「○○(上の娘の名前)はこんなじゃないかと思って」と、恐れ多くももったいなくも、北川景子様の役柄が娘に似ていると思っている。
「美人で仕事は群を抜いて出来るが私生活はちょっと(?)不器用」な主人公に似ているとは、親の目はまことに曇っている、、、
と涙したものの、先日、帰省した娘が今度通う料理教室でいきなり上級コースを取るというのでなぜか聞くと
「前に通ってたところでは、ほかのメンバーがあまりにも出来なかったので、コース全部を私がひとりで作った」そうで
北川景子ちゃんの役も確か料理教室であまりにもてきぱき完璧に出来るので、すべて自分でやってドン引きされるシーンがあったわ。
あながち父親の目も間違っていないのかも。ほんの少し、娘の面差しは北川景子ちゃんに似てるしね。(と母親の目も歪みまくっている)
あの番組は「全部できる」北川景子ちゃんと「全部いまいち」なイモトアヤコさんの物語なのかも。
マイダーリンは「全部いまいち」なイモトさんが気に入らなくて怒りまくっている。
イモトさんはマイダーリンにとって実は「アイドル」だったようで、彼女がまた山登りをすることでやっと機嫌を直している。
年寄りのテレビ視聴は面倒くさい。