日常雑記。

リーガル・ハイ」ですっかり弁護士ドラマにはまったダーリンが、「マツジュン」と「竹野内豊」のドラマを見ている。
私もともに見て、先日の「竹野内豊」版ドラマの内容に驚いた。
自分を盛りに盛って売り込むのは上手だが、肝心の仕事は出来ない、だまされた雇用側がクビにしようとするのを「不当解雇」と訴訟を起こす、
いわば「詐欺」みたいな人物が出てくるんだが、こういうのがドラマの「ネタ」になるぐらい、都会ではありふれた事象なのか。
わが兄弟が10年ほど前、学歴、職歴ともにきらびやかな人間を採用したけれど、
そのご活躍ぶりは、採用されたご自身の華麗なる「職歴」を増やすのみに終わったという、忘れがたき経験をされ
「オレは人を見る目がない!」とその後役職付きであるにもかかわらず、採用よりは営業をすると心に決めさせた元となった、
ドラマと違って、ご自身の仕事が出来ないのを棚に上げて「不当解雇!」を訴える前に、
採用した側が肩に手を置く前にさくっと転職するサッシのよい方なのでよかったものの、
そこにいたるまで、わが兄弟は誰よりもはやく彼の仕事の出来なさに愕然とし、何かの間違いだと逡巡し、
懇切丁寧に仕事を教え自分の成果までも彼のために分け、その出来を粉飾し、
結局、採用側が「自分の見る目が間違いでした」を認めるまではかなり高い給料をもらうずうずうしさにおいて超一流な人物がこの世の中にはいるのだと思い知らせた
これは私の兄弟の経験した「レアケース」だと考えていた私が甘かったのか。
ドラマで「不当解雇」を訴えた人物が「僕、面接は得意なんで」とぬけぬけと言う、その憎憎しさに同調する人がよほど多いのか、
確かに、この世の中は「役に立っているフリ」「出来るフリ」をする人でわり増されているよな、PTA活動をしていたときにもいたなあ、
でもあれはお金の絡まない活動なので仕方がないか、とある程度容認していたが、そういう問題じゃないのか。
はてなで最近ご活躍の「バリキャリ」「ハイスペ」がお書きになられる見事なエントリから、どこかしら、ご自身を盛るのだけは非常にうまい、
私の知る限り、20代で年収が○○万円に届くクラスは国家資格をお持ちだが、エントリからそうした経歴をあまり感じられないのは、
やはり私が世間知らずの専業主婦だからなんでしょうなあ。
私の兄弟は二人とも転職経験があり外資も経験しそれなりに苦労をしたタイプなので、自分と同じような人間の助けになりたいと、
心のどこかで思っているので、そういう人間の人のよさに付け込む「転職詐欺師」がいるんだろう。
痛い思いをした私の兄弟は「転職は3回まで!」と言うので、それは本当かもしれない。
逆に言えば、転職は3回までありか、なんて考える私が世の中に出ていたら、転職詐欺師になる恐れも無きにしも非ず、と大いに反省し、
やはりせっせと家事にでも励もうと思ったのでした。
しかし、転職して仕事をしない人間がネタになるって、、、いやな思いをした人は兄弟だけではないのだろう、お気の毒にな。
人を見る目は大事よね、、