東村さんの「魁!花婿塾」!

東村さんの「魁!花婿塾」は賛否両論なようで。「賛成」より「批判」「非難」のほうが多いか、ブコメツイッターでは。
私は今はやり(?)の「恋愛工学」よりはましに思えるけどな。男子に「家事力を磨け!」は悪いことでもないだろうし。
こうでもしないと「結婚できない」人はいるし、特に東村さんの周囲には大人しめで「専業主夫」に向いてそうな人がいるんじゃないかな、
「何が何でもこの女・男と結婚しろー!」とまでは東村さんは言いそうなタイプでないしね。
何もしないよりは、これがきっかけになって何かが変わるかもしれない、
バリキャリ女子に見初められなくても、そこそこの相手とコミュニケーションをとる手立てを得るかもしれない、そんなに反対することではないと思うな。
私は「ジャン・ポール・西」先生を思い出してしまったわ、西先生はなんとフランス人の本物のバリキャリ女子に見初められてご結婚、
画業に励みつつ、立派に家事、育児、と専業主夫、、とは言わないか。画業が本業としてちゃんとあるものね。
「まさか結婚、子供が出来るなんて、、」と育児日記本までご出版されておりますことよ、がんばれ、ジャン・ポール先生。
それはともかく、批判ブコメで気になったのが「赤塚富士夫の有名アシスタントは高給取りだった!」で、
「時代が違うでしょー!」と悲鳴を上げたくなった。あんた、昭和の半ば、子供の人口が今の倍ぐらいあった時期と、今とでは、どれだけ差があるか。
しかも「娯楽」の質が多様化されて「漫画本」だけが子供の楽しみだった時代ではもうない、ゲームソフトとも競合するからね。
そこそこ売れても生活は厳しいのが現実、「漫画で食っていけるようにしろー!」というのは、「描かない漫画家」なみのファンタジーだわ。
ネットを見回せば「元バリキャリの私だけど、ハイスペ夫を捕まえて今はフリーのライター、コラムニストやってまぁす」なんてのがごろごろしていて、
この手の「男子」版も、年季の入った専業主婦やってる私は「あってもいい」と思うんだわ、ちゃんと「家事」を東村さんが仕込んでくれるようだし。
少し前に「本で床は抜けるのか」のタイトル本を読んで、その著者は40過ぎてもそれだけでは食っていけないライター、
仕事を持つ妻と子がいたものの、著者は家事にさっぱり非協力的であった故、去られたよう。
私は本の内容より、「あほんだら、食えないんなら家事ぐらいしろ!」と腹が立ったわ、自己都合だけを優先させる人だったのよね、いい年をして。
でも東村さんの男性アシスタントさんは一番年長でまだ30歳、まだ間に合う!
というわけなんだが、結局は相手となる「バリキャリアラサー越え女子」の意識改革なんだよね、、「タラレバ娘」は卒業できるのか?
「タラレバ」女子の延長線上にある話と思って読めばいいと思う。一組ぐらいいいカップルが出来るといいね、終わり。