日常。

いつまでも親がもんもんしていても仕方がないので、日常へ。私がもんもんする理由は、私が「働いていない」に尽きるし。
で、読んだ本記録。
高橋留美子絶賛の一ノ関圭「鼻紙写楽」を読んだものの、後半に行けば行くほど「なんじゃそりゃー!」になる。
冒頭は、某武家の次男坊の顛末で、これは面白く読める。が、後に行けば行くほど、最初から出ているキャラクターの女が「なんじゃそりゃー!!」で
全く共感できず、むしろ不快感ばかりが募る。歌舞伎の名跡の弟を心配する勝気な姉、かと思うと、その弟の大恩人たる夫の存在を隠して別の男と子供作ってるし。
女だてらにがらっぱちな物言いも、弟を守るための去勢かと思ったが、単に馬鹿っぷりを際立たせるだけのものか、とまで思わせるひどいキャラクターなんだわ、これが。
という感想を先に読んだマイダーリンに言うと、どうやら、編集が時系列になった為にこのような出来になったそうで、
なるほど、雑誌発表順に追って読んでみると、この女の身勝手ぶりはさほど気にもならなくなる、あーそういうこともあったのねー的な。
でも、もう遅い、読んじゃったもん、この女、ムカつく、で終わったわ。
一ノ関圭のほかの漫画も読んでみたかったので、読んで、あらまーこれは、なかなかに「劇画」な、大変立派で面白かった。
それにしても「鼻紙写楽」のあの順番はないわ〜。
ついでに賛否両論の「フランス人は10着しか服を持たない」、これは移動先のあちらこちらの売店で見かけるのでさてどうしたものか、とアマゾンの評を読むと
酷評が多く、ネットでも糞味噌に書く人が多いような気がするので(「類友」的に、私がそういう人しか読んでいないせいか)どうしようと
先日、上の娘に話したところ、「アマゾン評は当てにならないよ、気になるなら読んでみたら」と言われたので、娘の卒業式の帰りに買って読み始めた。
まだ半分ほどしか読んでいないが「娘は正しい」と、アマゾン評ほどひどくはないなあ、期待して読んでいないせいか、アメリカ人のフランス紀行が
日本人の私には面白い。むしろアメリカでの暮らしが面白い、さすがアメリカ、というべきか。
まあ、なぜ、読もうかと思った理由が春先恒例の「捨てる!」のモチベーションを上げるためだから。その役に多少はなるかな。
というわけで、賢い娘に支えられながら、年寄り支度をしているのでした。「10着」しか服を持たずに済ませられたら、どんなに人生は軽くなるか、、、(涙)
来週から奥様づきあいが本格化する前に、とりあえず「捨てる!」決意を。