ネット雑記。

創作増田の昭和臭を嗅ぐたびに、はてな少子高齢化を憂うのだけれど、こういうのを「事実」として認識する人が多くいる現実に暗澹たる思いに、、、
現在まだ中学生の弟を持つ増田とは、私の上の娘と同世代くらいと思うので、彼の「いい大学に入って上昇したぜ!」が嘘っぽすぎてなんとも。
地元を離れても、最近はそれが有利に働くとは言えない時代で、それなりの大学を出ても就職できなくて、右往左往している地方出身者って結構いるのよ、
就職しても増田が主張しているほど、いいお給料ってもらえないのよね、もう「バブル」じゃないから。
書いている雰囲気からして、増田が理系出身の技術職という感じもしないんで、
(そして理系であれば今や院卒で就職が当たり前、就職していい給料もらってるぜ、になるまで年数が必要、増田の年齢と合わない)
はて、文系の、さほど偏差値が高そうに思えない大学出身者が田舎の高卒の給料を馬鹿にできる生活が出来ているのかどうか、
地元にいれば、一人暮らしの費用が必要ないんでね、昔ながらに底辺中学のエリートコース、「商業」「工業」あるいは「食物科」高校に入った連中の方が
就職してよほど豊かに暮らしている場合が多いんだよね。増田が見下しているのが一体何なのか、私にはさっぱりわかりかねる。
この手の記事をうっかり読んだ時の脱力感は、
先日、年収1000万の47歳男が小学生の子供を私立に行かせ、家も買ったばかりなのに、会社から肩叩きにあったらしい話を読んで、
47歳でまだ子供が小学生なら、家を買うよりも今から子供を私立に行かせるよりも、まず自分の老後の蓄えの心配をしないといけないだろう!と、
結婚は20代でしているらしいのに、今まで何をやってたんだ?的な疑問を感じたのをブクマに書くと、
なぜか以前も意味なく絡まれた覚えのある阿呆にとんちんかんなブコメをされた時のそれと同じなのだよね。
何を考えているのかさっぱりわからない阿呆のほかのブコメを読む限り、とても私より豊かな生活をしているとは思えず、さらに脱力、これも私の不徳の致すところか。
47男の話に戻せば、定年まであと10数年(あればいいけど)くらいしかないのなら、小学校から子供を私立に行かせるのは「無謀」ってもんだよ、
同じ「6年」学費をかけるなら、中高一貫校の受験指導のしっかりした私立校に行かせるべきだよ、そして大学は絶対「国立」、
そういう人生設計が立てられない男に「男らしさから離脱」と言われても、「はぁ?」としか思えない。
しかし、先ほど元トピ職さんのエントリを読んだところ、世の中無謀なチャレンジャーが結構いるようで、
どこの私立の医学部に行かせていらっしゃるか、お金がなければ医学部は国立に行かせなさいよ、私立の医学部では国家試験にすんなり受かるとは限らないんだよ、
あまりに成績が振るわないと最悪、大学が受けさせてくれない場合もあるんだよ、留年させられることもあったりして、
なんと無謀な人間がいるのか、私も相当無謀な人生を歩んでいるが、それを凌ぐ人間がいるもんだ、と感心するというか、めまいがするというか。
そこがお受験ランキングに登録しているのを見て、ポチしたところ、さらなる混沌、暗澹、ワールドが広がっていて、
はてな少子高齢化を憂うどころではなくなったのでした。
間違いだらけのお受験方法、って本をもう誰か出しているのだろうが、それが既に間違いだらけなのだろう、
と、今年、子供の最後のお受験に付き合った私は思ったのでした。
公立を馬鹿にするのが「いけてる感じ」的な感覚は、どこから来るんだろうなあ。何をこじらせてそうなるのか、はて。