日常、、

日常とお嬢様の「素敵・インテリア」かっこ、涙の巻、的な。
50手前の母ちゃんは、もうへとへとで、とりあえず、寒いところで作業はするな、を心に誓って先日引き上げてきたものの、
まだ完全に家具類は搬入し終わっていないので、やれオリエンテーションだ、サークルの勧誘だ、で、部屋をお開けになるお嬢様のために
時々様子を見に行かなければいけなくて、子供を巣立たせた涙のかけらも出やせんわ、てな忙しさでフラフラざんす。
無印の家具は人気があるわぁ、オススメのものは大体4月のなかばでないと入ってこない。
とは言うものの、どうしても必要なものはお高くても期日に間に合うものを選び、ま、値段はほかの所よりは高いが、
モノは納得だなあ、などと、でもお嬢様はお高い「タモ」材がよかったなどと脳天気なことを仰る。
君なあ、おそらく同じ大学に入った同級生の中で最も良い部屋、良い家具をそろえてもらってるんだぜ、
それがわかるのはもう少ししてからだろうが、そうでなくても疲れているかあちゃんは、何度かぶちぎれそうに。
(とか言いながら、きれないのよ、体力は温存しなければ)
で、若い娘特有の趣味の悪さでいろいろなインテリアのアイディアを出してくるわけですが、
それを採用するか否かは別問題、
ほうっとけばなんじゃこりゃ、な部屋になってしまう、
それで納得するならまだしも、自分で全てを選んだにも関わらず、何かが違う、とわかった時、
不機嫌に親に当り散らす生き物だからね、子供というものは。
というわけで、部分採用で、余裕を持たせつつ、子供自身が思いついたかのようなアイディアをさりげなく提示しつつ、
それなりの部屋に仕上げていくのは、神経を使いますことよ、
「ここのファブリックは明るいろのほうがいいのよ、暗い部分だから」などと、背伸びして難しい色を選びたがる娘をなんとか誘導し
「これならば」てなものを、「それはいいかも」みたいに、さりげなく認定し、それがどんぴしゃりにあっていた場合、
「ヤッター!やっぱり、私って趣味がいい!!」と大喜びな、あんた、本当は別の色を選びたがってたんだよ、
ほんま都合の悪いことはすぐ忘れるわぁ、と人生を渡るに十分な能力はあるわね、的に受け流す
お嬢様に付き合う日常は大変ザンス、をとりあえず残すのでした。
生活は大変なのよ、、(涙)