メモ。

ネットでは、というか特に「はてな」では安倍政権の「児ポ法」を再三取り上げているが、
私はこの政権がめざす「道徳教育」の方があからさまに人間蔑視に基づいているのが気に障る。
「今時の親はダメだ」が基本だからねえ。
で、その「今時の親」におそらくは私も当たるはずなんであえて言わせてもらえば、安倍政権の面々が理想とする昭和30年代に青春を送ったような世代が
私らの「親」世代なんですよ、要は「清く正しく美しく」を戦時中、学校で嫌というほど教えられた子供達で、
その子供たちの子供たちの成れの果て、が今、親をやってるんですが、その親を徹底否定するってことは、
彼らが推す道徳教育なんて何の意味もなかった、成果はなかった、ってことになりませんかねえ。
「修身」ってな科目があったようですが、それが果たして効果があったかどうか、
これこそ「ケースバイケース」としか私には思えないんで、安倍政権のやろうとしている「教育」はどこかとんちんかん。
時を遡ることで何かが変わるように思うのは幻想というか、妄想というか、ボケているというか。
それに、この先安倍政権の「道徳教育」を施される子供たちの「親」なんですが、
私の見る限り、少子化がここまで進んでもなお、子供を作ろうとがんばった、実際作った人たちというのは非常に「でき」がいい。
ひょっとしたら、かつて政権をいきなり放り出したどこかの首相より、よほどガッツのある人たちが親をやっている印象が私には強い。
今、親になれている人は社会的に「理想」に近い人が多いものね、特に母親は、ほとんどが仕事を持っている。
女性は定職に就かなければ結婚も出産もできない時代だしね。
私は道徳教育よりもむしろ早いうちのキャリア教育をしたほうがいいと思うわ、そういう体験を通じてじゃなければ
多分、生きた「道徳」って身に付かない。
なぜ「道徳」が必要かといえば、個人に社会生活をある程度円滑に送らせるためであるのだから、それを切実に思い知らせるのに
宗教のように盲目的な「道徳教育」は意味がない。まあ、宗教も、道徳も、ほとんど曖昧な領域にしかないけれど。
安倍政権って今はあまり報道されないけど、相当おかしな政権だわ、株が上がったことで評価が高いらしいが
要は「金」で評判が買えるってことね、
そのことをもっとあからさまに教えたほうが中途半端な「道徳教育」よりよほど役に立つでしょうね。
こんな政党が夏の選挙でもボロ勝ちするのが見えているのなら選挙なんて意味がない、という気がしてきたわ。うちの子の「初めての選挙」になるんだけど。
いやはや、全く。