今年最後の「なんじゃそりゃー!」

今朝の朝日新聞で、斎藤環の「安倍新政権はヤンキー化」を読んで「なんじゃそりゃー!」と驚く。
えー、あんたも先日「全ての母親は毒親であり、すべての母娘関係は支配関係である!」なんて
めっちゃ「わかりやすい」「ヤンキー的」手っ取り早い無茶話をツイッターでやってただろうがー!
その「珍説」は「親学」並みに無茶じゃ、と私は思ったけどな。
わかりやすいだけに本質的なものは何も見ようとしていない、毒親は母親しかならないかのようだが、
母親を毒親化する一番の原因は、子供の父親との関係の悪さであることをもっとはっきり言わないのは父親が「男」だからかね?
「全ての母親は毒親である!」はこの人が今回書くように極めてヤンキー的で「当座の立て直しには強い」、
異常な関係に苦しんできた娘側の当面の助けにはなるだろうが、「長いスパンで物事を考え」てみれば、
決してこの言葉は素晴らしいものではない、「娘」もいずれ「母親」になる可能性があるのだから。
「あえて知性を捨てている」言説を自分がぶっておいて、「今回の政権はヤンキー社会の拡大を映す」とは、
いや、あんたのやってることも十分「ヤンキー的」なんで。
同族を批判するのはやりやすかろうがさも「自分は知性派」を気取るのがメチャ、痛い、
もう「親学」並みに、いや「親学」以上に「痛い」。
なんでこんなに「女は子供を産んだら引っ込んでろ!」的な説がまかり通りのか、
母親がそんなにうざいんなら、女には子供を産ませなければいい、特に女は女を産んではいけない、とでもすればいいのに。
なんで女がこんなに子供を産みにくい社会になったかというと、この手の精神科医がすぐにあまりにも分かり易すぎる、
そしてネットのような男社会にウケのいい言葉を巧みに並べ立てるからで、
これって結局は「子供を産んだような女は女じゃねーよな、かっこわらい」の形を変えた差別なんだよ、
その構造に気がつかないと思われるほど、女は馬鹿にされている。
娘を持つ母親が「全ての母親は娘にとっての毒親」に反発すれば「この女は娘を支配する毒母に違いないー!」とされるしね。
そういう「わかりやすさ」に私は反吐が出る、「公式通り」の反応を見せなければ「ダメ」的な、いかにもこれって「男社会」的なんだよね。
精神科医が何かを言うと、それは必ず「正しい」かのような、この価値観って誰が作ったものなんだろうな?
「マスコミ」だろうね、マスコミが「精神科医」を「神様」であるかのように持ち上げて、政治に関してもすべてがわかるかのように「診断」させてる、
そういう異常な状況が政治や何かでどうにかなるとは思わないし、今回の政権のメンツを見て頭を抱えた人間は私だけではあるまい。
だからこそ「お前が言うなー!」をしたり顔で朝日新聞にしゃあしゃあと書いた、この精神科医を締めておくことにするわ。
「あんたもわかりやすい言葉を散らして支持を集めている張本人でしょう?」と。
朝日新聞の耕論「再び安倍政権」で一番私が支持できるのは松村邦洋くらいだわ。少なくともその言葉に人をけむにまく「嘘」はない。
いやー、年末にこんなに驚かされるとは。斎藤環、おそるべし!
精神科医とは、今回一緒のコーナーにいた小林よしりん的に言えば「マッチョ」だね、男社会の価値観を支えるために存在するようなもんだ。
と極めて私もわかりやすいヤンキー的言説で今年を締めくくるのであった、、いやー、本当に驚いた。