昨日の続き。

裏切りのサーカス」の評判をネットで拾い読んでいると「わからーん!もう一度見る気もねー!!」の叫びもあったりして。
読書好きなら原作本をお勧めするざんす、原作を読んで「なるほど」とやっと理解に行き着くだろうから。
とはいうものの、原作を読んでいなくても「楽しめたー!」という賢い方々もいるようで、「ほんまかー?」の猜疑心は隠して
これはやはり現在英国の最高レベルの俳優陣が面白く見せているんだろう、と推理する。
俳優の力はすごいわぁ、NHK大河「平清盛」を見ているとしみじみ思う。
正直、面白くないんですわ、でも俳優さんたちがいいんで、なんとなく見てしまうし楽しめる。
松山ケンイチくんはえらいなあ、と録画を見るたび思うわ、
それなりにこの収集がつくのかどうかわからないドラマをまとめてる、また松田翔太くんがいいのよね、、、
と、映画とは全然別の話になってしまったが、「よーわからん話」をなんとなく面白く見せてしまうのは俳優の力は相当大きい、と最近しみじみ思い知ったのよ。
裏切りのサーカス」は「現代英国名優図鑑」と最初に思ったように、小さな役でも素晴らしい俳優を使っている、
「え、この人、こんなにちょっぴり?」みたいな、「この人をもっといっぱい見せてー!!な心の叫びを監督はバッサリ切り捨て無情なまでにきっちり2時間ちょっとに作品を収めている。
その「枠」にきっちり合わせた点は「名作」と評価していいのかもしれない、でももったいない作りだよなぁ。(涙)
「メンデル」役の俳優さんはなんという名前かわからないけれど、素敵だったわ、、、印象的な俳優さんがちょこちょこと
故に主演のゲイリー・オールドマンベネディクト・カンバーバッチ君にまで感想がまた行き着かない、つか、書いていいのかどうか、怖い。
他のメンツが濃すぎてこの二人が霞んだ、なんて書けないわ、、書いたけど。その話は勇気を持ってまたあした。
私が今回一番気に入った、原作とは程遠いパーシー・アレリン役の「トビー・ジョーンズ」(名前を昨日調べた)を私は原作に出てくるけれど、
映画では当然バッサリ存在を切られた「ロディ・マーチンゲイル」にぴったりと思っていて、
だから映画ではあの嫌なロディがチーフ役になったら、な感じで見て楽しんだ。
いやーん、ちびっこで嫌味でゲイなロディがピーターをいじめてるー!みたいな。
とにかく名優濃度の高い映画ざんす。名優が好きな人にはおすすめかもしれません。