また、続き。

なぜ、名優と言われる人は老け演技をしたがるんだろう、、と、先日、メリル・ストリープマーガレット・サッチャー役を見て
吉本新喜劇みたい」と思ってしまった私が言いますよ。
裏切りのサーカス」のゲイリー・オールドマンの名演は年寄り演技に尽きると言っていいような、それでもかっこいいんですけどね。
まあ、パーシー・アレリン役をしたトビージョーンズがいかに「スマイリー」にぴったり、といったところで、それでお客は呼べないからなあ、
ゲイリー・オールドマンだからこそ、見るんですよ、かっこいい人がかっこ悪い役をする、に意味がある。
で、かっこよさが微妙なベネディクトくんが今回、ピッカピッカのかっこいい役をしていたんだけど、華やかさにちょっと欠けるかな、なんて、
全世界の「シャーロック」ファンの人たちを敵に回すようなことを書いてしまう私、、すみません、許してください。
世界が注目する若手英国人俳優対決がリッキー・ター役のトム・ハーディ対ピーター・ギラム役のベネディクトくんで、
これは役どころが華やかだったトム・ハーディが有利だったのかも、何にも知らないでみて印象に残るのはトム君の方だと思う。
なんというか、ベネディクトくんの魅力は控えめなんだね、大変品のいい人なので否応なく印象に残るような演技はしない、
これは「シャーロック2」の「バスカヴィルの犬」で依頼人役をした俳優さんと見比べても感じたことで、
情緒不安定な依頼人役の演技の不愉快なまでの印象の強さがベネディクトくんにはない。
そこが「シャーロック」では良かったんだろう、エキセントリックな役を抑え目の演技をする人にやらせるとぐっと魅力的になる、
あんまりアクが強すぎても困るという気がする、シリーズものは。
年齢が違ってしまうけれど、原作では(私には)ひたすらきらびやかな印象のピーター・ギラムをトム・ハーディがやっても良かったかも、なんて、
でもベネディクトくんはリッキー・ター役ではないなあ、年齢から考えれば、やはりギラム役か。
ファンとしては「まあ、素敵」だったんだけど。
そう言えば、映画独自設定の一つに「ピーター・ギラム=ゲイ」があった。その感想は、また後日。ああ、どんどん忘れていくわ、、、(涙)
ところで今日は血液検査。いい年になっても血を取られるのはトホホ、だったりする。
(追記・今調べるとトム・ハーディとベネディクトくんの年齢は変わらないわ、トム君の方がグッと若いように思ってた、とほほ)