ミステリドラマメモ「メグレ警視」

主演は「ミスター・ビーン」で有名なローワン・アトキンソン
ミステリチャンネルが猛プッシュしていたので見た。
予告では「ミスター・ビーン」にしか見えなかったものの、やはり英国産俳優品質で、見ている間にそれらしくなってくる。
しかしマイダーリンは「どうしてもミスター・ビーンに見える」と戦線離脱、そこを我慢すればいいというのに。
私は「シムノン」を読んだことがないので確かではないが、原作の世界観を忠実に再現したものに思われる。
ミステリの出来は昔の警察小説って感じで、ハテ、どう評価したものか、
シムノンは市井の風俗を上手に小説に取り入れていると聞いたことがあるので、こんなもんか。
シムノンファンならば納得の出来なのかも。私も小説を読んでみたくなった。
しかし、今、なぜ、英国がフランス小説なのか、北欧ミステリを英国で製作したものも私にはどうもいまひとつ納得できなかったりする。
ロシアがシャーロックホームズをやるのと同じく、なんだが、意外にロシアドラマは出来がいい。
お金という力技で当時のロンドンを再現したセットをドラマのためだけに製作しているらしい。
しかし、ロシア語で時々「ロンドン!」とか「レストラード」とかやられるのは不思議な感じ、ことばって大事よね、、、(涙)
ローワン・アトキンソンへのボーナスとして「メグレ警視」はなかなかいい感じではあるものの
フランス風俗が「再現しました!」な感じがどうにもこなれていなかったのでした。原作を読むざんす。おわり。