雑談。

はてなのホットエントリで世にも恐ろしい「40代の俺、20代の女の子といける!」と思い込むオッサン説を読んで、
20代前半の娘を二人持つ私は涙する。
いるのよー、本当にこういうオッサン、うちの娘、二人とも、狙われたことがあるわぁ、事なきを得て本当によかった。
まず上の娘の場合、仕事で来る人だったので、はじめは仕事関係かと思っていたら、どうもそうではない。
上の娘は仕事のときは立場上愛想よく振舞ってとてもかわいらしく見えるものの、普段は能面のように愛想のない人間なので、
何かの機会に憮然としてはっきり断ったら、即座に退散したらしい。その代わり後でグチグチ不愉快なことを言われたとか。
ただ周囲も心配してみていたので、一蹴されて終了、「40過ぎの身の程知らずの馬鹿男」のレッテルだけが残ったよう。
一方、下の娘も部活関係でやたらと絡むおっさんがいたようで、同期たちの強力な「ブロック」で何とかなったらしい。
本人は、迫りまくられているがよくわかっていなかったのがまたなんとも幼い。
「だって、ママとそんなに年が変わらない人だよ?」と、それは本当にそうなのよー、
そういうオッサンで死ぬほど馬鹿をママは良く知ってるわ、いつまでも自分は若いつもりなのよ、ママもそうだけど。(涙)
残念ながら息子ほどの男の子に「いつまでも若い私はいける」と思っているおばちゃんも若干知ってたりするわ、
年をとるのって辛い、自分を客観的に見られなくなってる、他人から叱責を受けることがなくなるからね、一定年齢過ぎると。
「成長がない」と周囲にあきらめられるからで、誠に情けないことなのに、そこで妙に自信を持つ人間もいる。
年をとっているから見放されている、がわからない、なぜか「自分が完全だから」と思い込む。それを「早期の更年期」と私は呼ぶ。
目も悪くなるからね、自分の顔がはっきり認識できなくなる、一定年齢になったら、拡大鏡を勧めるわ、男でも。
この手の現象は昔はなかったのか、よくわからないけれど、娘を持つ母親たちは一度はこういう経験をするので驚く。
バイト先でストーカーまがいの被害にあった娘さんもいたりして、幸いなことに周囲が気を使って、しばらく部署をかわった。
大体、本人より周囲が早くに気がつくのだよね、ありがたいことだ。
特に可愛い女の子は周囲に可愛い、可愛い、といわれるのに慣れているので、オッサンから可愛いといわれても、なんとも思わない。
いつものようににっこり笑って「ありがとう」で済ませたのをおっさんはなぜか「可愛いといったら喜んでもらえた!」
「自分だけの可愛いを受け入れている!」なんて都合よく思い込む。
いや、みんなに言ってるんで。それすらわからなくなる、加齢現象、恐るべし!と母親は思うのでした。
20代に迫る40過ぎの男は異常者として社会的に処分してほしいと心から願っている。