読書メモ。

ヤマザキマリさんの「リスボン日記」と「テルマエ戦記」の読書メモを書き忘れていたので、今さらながら。
うろ覚えで、私は「リスボン日記」の方が好きだな、と、「嫁姑バトル」は多いけどヤマザキさんの感性が日記にあふれていて好感が持てる。
テルマエ戦記」で興味深かったのは、日本人は「マンガ家」が忙しいということを知っている、でも海外ではそうではない。これは確かに。
子ども時代からマンガに親しむ日本人は「マンガ家」といえば「締め切り」に追われているイメージを常に持っている。
その「刷り込み」があるから成り立つ「ネタ」もあるものね、、、
でも、ヤマザキさんは夫やその周囲の自分の仕事の忙しさへの無理解は、そういう「基礎知識」が欠けていること「だけ」ではない、と考える。
「働く女」共通の悩みと、そこまで苦しみを昇華させるヤマザキさんはえらいなあ、
いつまでも追いかけていくマンガ家の二人目としよう。(もう一人は西原理恵子さん)
海外で「マンガ」とは、「アメコミ」だとか「バンドデシネ」だとか「コミックジャーナリズム」とか、いろいろあって、
バンドデシネ」にあこがれて渡仏した「ジャン・ポール・西」氏のマンガ情報では
バンドデシネ」作家は国の補助があってのんびりと何ヶ月もかけて「作品」を仕上げることが出来るそう、生活も保障されているとか。
だから「アシスタントさん何人!」なんては「ない」んだと、「バンドデシネ」作家の「アシスタント」になろうと渡仏された西さんには気の毒な話だ。
ま、行く前に調べろよ、と思うな。幸か不幸かうちのダーリンが好きなせいでバンドデシネを読む機会が増えた。慣れると読めるね、向こうのマンガも。
しかし、いまだに「アメコミ」だけには慣れないなあ、、あれもお約束の構造になってるはずなんだが、いかに日本のマンガが「読みやすい」か、
海外でもうけるのはやはり万国共通で「読みやすい」んじゃないか、などと適当なことを書いていたらダーリンに叱られるので、やめておく。
ヤマザキさんの日記エッセイに戻せば、どちらを読んでもおもしろい、と言うことで。すぐ読めるのでおすすめ。
ほかに読んだ本があったような、でもすっかり忘れてしまう日常、なんのために読むのやら。トホホ。