日常雑記。

先日、一個100円(!)の卵を買ってみた。
正確には「春の大ご奉仕!2個増量中」で「12個で千円」。
お味は「卵の味は値段にほぼ比例する!」だったりして、何故、こうも素直に価格が品質を保証するのか。
同じ食べ物でも、ほかのものはこうはいかないのよね、、卵は本当に「優等生」価格だわ。
私が普段買っている卵は大体10個で250円、「グラム」で値段が決まるようで、小玉だと12個入っていたり、大玉だと8個だったり、
いろんなサイズが混じっていたり、そういう「イレギュラー」が好きで買っている。
しかし、なんでスーパーの卵はああもサイズがそろっていて、しょっちゅう「一パック100円」で売られるのか、この仕組みが不思議。
農家のみなさまの手間暇を考えれば1個100円だって良いじゃないの、労力に金を惜しむ世界に明日はないんだから、卵の値段は世界を変えるわ、
なんて、それを買った自分の「勇気」をたたえたかったので、つい、書き残すのであった。
しかし、また買うかと言えば、やはり勇気がいるのよね、、、確かにおいしいんだけど、そんなに「贅沢」をして良いものかどうか、
「高い卵を買って世界を変えよう!」と言いながら染みついた貧乏根性が離れないわ、、(涙)せめて1か月に1回は「1個100円卵」を買いたいものよ。
一緒に暮らす子どもが一人減ったせいか、まぎれもなき中高年世代になったせいか、あまり安いものは買わなくなっている。
「量」より「質」を求めるようになって、食パンだの、牛乳だの、日常に必要とする食べ物の値段を上げてみて、あれこれためすうちに値段と味の関係がわかってくる。
子どもが一人独立したある種の喪失感を食べ物で産めようとしているのかしら?と思いつつ、そんなもので埋まるわけないのよね、、、
でも卵が毎日4個減るのと3個とでは1週間で見れば大きく違う。
そういえば、上のお嬢さんが大学を卒業してお家に帰られ、同じく大学を出て地元で就職をした息子さんとまた家族4人で暮らすようになって
「ビールを大きなサーバーで買うようになった」なんて、すごい話を聞いた。
家に帰ってきたらみんなそれぞれ「とりあえず、ビール」をするそうで、家族の食べ方がまた変わったって言えるのか、
サーバーのビールはよく冷えておいしいけど、それが置く場所がないわよ、ぶつぶつ、と思ったのでした。