話題から。

マツケンの大河の評判がかんばしくないらしい。
1回目にマツケンはほとんど出てないからなあ、昨年のあまりにひどい出来の大河の影響がまだあるか。
「江」の最後は、何故か、上野樹里向井理が馬に乗って「あはは」「うふふ」で終わるという、なんだろう、これですべてが「ちゃら」になるのか、
いい時代に生きているものだな、とある意味、感心した。
上野樹里ちゃんは最近ボランティアにいそしんでいるようで、そうでもしないと大失敗大河の垢は落とせないかも、と気の毒になった。
去年から「時代劇専門チャンネル」で「獅子の時代」と「徳川慶喜」を見ていて、なるほど、俳優の個性に合わせた役、というのは大昔からやっていたことだったんだな、
しかし、それならそれなりに当てる役を選べばいいのに、上野樹里ちゃんの破天荒な個性を生かすなら、いっそ「出雲の阿国」にでもしたほうが
よほど「出来」も違ったろうに、何をやった人かよく知られていないぶんだけ、いくらでも作ることが出来ただろうに。
それから、上野樹里ちゃんの失敗は「もっくん慶喜」を見て、「所作」のひどさ、だったんだな、とあらためて。
タイトル音楽に合わせて踊る姿など、「能」なのかもしれなかったが、どう見ても「あー、よい、よい」の盆踊り、
時代劇は「所作」あってのたまものなんだろう、かつての大河の大原麗子や「もっくん慶喜」の所作の美しさに、なるほど、と考えさせられるものがあった。
と言うか、もっくんはマジメな役者なんだろうなあ、
見ていなかったが「坂の上の雲」でも、たぶん「所作」を丹念に学んでいるから、「それらしく」安心してみられる、
「もっくん慶喜」は徳川慶喜の孫だったか、ひ孫だったかの皇族の方が「このような方だったんだろうな、ととてもうれしく見ております」とのインタビューをどこかで読んで、
確かに、大変品良く、「殿様」らしさが板についている、人気女優の上野樹里ちゃんは、そういう所作を学ぶ時間がなかったのかもしれない、
「時間をかけて作る」のも大事なんだよなあ、、、
マツケンの大河はこれからどうなるのか、「龍馬伝」と同じ映像なのが気に入らない政治家もいるようで、
私はそれより、マツケンに「龍馬」、福山に「平清盛」でも良かったかも、と思った。
福山「龍馬」は福山の個性にあっている気がしなかった、あの人はもっと複雑な性格の役をした方が良かったんじゃないのかな。
マツケンはどうかな、妻夫木くん大河は早々に離脱したので、今後を期待。