メモ。

上の娘、ストレートで運転免許取得、で、下宿に帰る。
しばらく家でのんびりしたせいか、電話で少々「里心」なるものを匂わせて、切なくなる。
家から出すたびにこんなふうに哀しい気持ちになるんだろうなあ、
たぶん、娘も自分のふたつの空間に裂かれて、それでもそこから未来が開けていくのだから、
そんなセンチメンタリズムからも卒業していくんだろうが、私は何度もの別れがやはり哀しい。
ま、そういう「お年頃」と涙をぬぐってみせるのさ、ぐふ。
そういえば驚いたことに最近の大学の成績はネットで見られるそうだ。
「あんまり良くなかった、、」と、上の子は嘆いているが、私としてはたいしたもんじゃないの、と
「優秀」が半分を占めているってのは驚くべきことではないか、なんて、
いかに私がかつてろくでもない女子大生であったかがよくわかる。
しみじみ、なんでこんな馬鹿母から賢い娘が生まれて育ったか、不思議でならない、
「単位なんてね、とれればいいのよ」と言って「点数」にこだわりを持つ娘に呆れられてしまった。
久々に見た上の娘は北川景子ちゃんに似ていて、携帯の写真をいとこに見せると「美人じゃーん!」と誉められ大いに気をよくした。
ホホホ、美貌は私譲り、なんちゃって。
下のお嬢さんは絶賛青春中で、文化祭で大活躍、絵を書いたり、字を書いたり、それが驚くほどうまい。
ふと、下の子に「ママがもっと芸術方面にくわしかったら、あなたの才能をもっともっと伸ばしてあげられたかもね、なんにも出来なくてごめんね」と言うと、
にっこりして「そんなだったら、きっと、絵も字もいやになってしまうよ」と不可思議なことを。
下の子は今でもお習字を習っていて、中学以上になっても続けている子はご両親にその知識がある人が多いようで、
私は長い間、娘に「良い筆」を買い与えてあげる事をしていなかった、そういう「発想」さえなかった。
ある程度以上になったら、「良い筆」「良い墨」等々、親が用意するものらしい。常識のないかあちゃんでごめん。
ちゃんと知っておかなければならないことを、わたしはいい歳をして知らないんだよなあ、、、
周囲も私が知っているものとしてみているから教えられることがない、いろいろ反省することが多い。
下の子に私の発言は受けたらしく、わざわざ上の娘にまで「ママったら、おかしなことを言った」と
「わたしたちが何かするのを、ママが手伝うなんておかしいよねえ」って、そういうものなのか?
下の子曰く、「お習字教室で一緒になってる○○さんなんておばあちゃんもお母さんもお習字の先生だからたいへんそうだよ、いやでもやめられないじゃない」
「私はいやならすぐやめられるし」「すぐやめられるから、好きでやれるんだよ」などと、
なんだか、下の子にも教えられることが多いわぁ、、、
「いつでもやめられる」と思えば「続けられる」、か。結構、深いことを言われた気がした。
子どもが大きくなるのは早いわ、、、