日常。

「デブの喧嘩」(by野田秀樹)に「品格」なんてあったっけ、と思う今日この頃、
「品格」定義も様々なんだろうな、トップアイドルとラブラブ会見をしたのにあっという間に「愛がなくなった」と宣言することが「品格」なんだろう、
と、「大人ぶり」を発揮したりするわ、(「年寄りぶり」とも言う)「おまえが言うな」を発するのはここに限ったことでも無し。
年をとったら、自分のしたことを棚に上げてなんでも言えるのも「品格」の一部だったりする。
ところで、ネットで見た「キャスのバッグを年甲斐もなく持っているアラフォー婆」の言葉に胸、ときめかしたわたくし。
あの独特のかわいい花柄によろめきそうになったのを許して、、(涙)
よく見かけるので、安売りしているとつい買いそうになるのよね、ぐっと我慢してよかったわ。
持つものはやはり「年齢制限」ってあるのよ、「エラー音、ミーミーなってます!」な。
でも「流行ってるものが、安く売ってる!」のは魅力的だからなあ、
で、高2娘に「あんた、持たない?」なんて打診してみたりして、「私の趣味じゃない」とあっさり断られてしまう。
多分、高2娘の目には「おばちゃんがよく持ってる花柄」としかうつらないのよ、キャス○ッドソン。
そういえば、このあいだ「クレア」をぱらぱらめくっていて「30代女子」の言葉をめざとく見つけた娘たちが
「30歳で「女子」なんて、しんじられなーい!」「こわーい!!」と、口々に言われてしまった、
「「女子」って高校生までに使う言葉でしょ?30歳過ぎて自分のこと「女子」なんて言いたくない!」と、
この「無敵」なお嬢様方にとっては40過ぎた母親なんて「人間」に見えてないんでしょうね、誰が育てたのやら。(ため息)
まあ、そこそこ「年齢」を意識して行動を「律する」ことも「品格」と言えるでしょう。(なんのこっちゃ)
で、「リアル、女子」のヴァレンタインが近づいてきたのだけれど。
中2娘のグループでは「たまにはヴァレンタインは男の子にあげてみることにしよう」ときまったらしく「友チョコ」は「ホワイトデー」になったそうだ。
で、そこそこ親しくしているクラスメイトが和菓子屋の息子で、チョコをくれたらイチゴ大福をくれると確約を得たそうで「あげることにした」と、
「愛は無償なのよ、、」と一応たしなめてみたものの、「女の子で男の子にあげるのはお返しのためだよ?」と、
常識じゃん!みたいに返されて、よろっ、この「ちゃっかり」ぶりは誰に似たのやら、私ではない、と思いたいものよ。
と、言っても、ホワイトデーなんて実は女の子たちはそれほど期待していなくて、忘れずにもらえたら「ラッキー!」程度、
「思いがけない贈り物」がうれしいんだろうね、「友チョコをホワイトデーに!」も「2回楽しみたい!」があるみたい。
一方、高2娘の方はあるお友達から「本命には手作りなんか贈らない、高いチョコを買ってあげる」と聞いて、
「それはちがうんじゃないか」「やはり、本命にこそ、手作りなんじゃない?」と、別のお友達と話し合ったと、
それは買ったチョコをあげるお友達の方が正しい、あくまで「手作り」にこだわるのは女の子の自分本位、
相手のことを考えれば、つきあってもいない人から何が入っているかわかったもんじゃない「手作り」を押しつけられるより、
有名ショコラティエのチョコをもらう方がいい、と、それを認めることから「女子」は「大人」になるのよ、、、
などと、「女」としてはもう「ゾンビ」な母親は、アドバイスしたのであった。
未だに「手作り伝説」がはびこっているのね、意外だったわ。
友チョコ」ってのは、その「手作り伝説」を共有する女子にとって、とても「正しい」在り方なんだろうな、
女の子同士の「友チョコ」の「味」はどうでもよくて、「手作り」の「すてき、デコ」だったらそれでお互い満足だったりして、
バレンタインって本当に「女子祭り」だね。
友チョコが「ヴァレンタイン」になろうが、「ホワイトデー」になろうが、2人合わせて100個以上の手作り菓子を手伝う親事情は変わらず。
財力、忍耐力、が試さされる季節だわ、、、それもまた、楽し。
かくのごとく品格なき日常をおくるおばはんが、品格なき横綱が去って一番残念なのは、もう「ファン太郎」がみられなくなることであった。