イブにはふさわしくない雑談ですが。

クリスマス・イブだけど、ダーリンが仕事なので今夜はカレー。子どもたちはそれぞれ「鍋パーティ」と「カラオケ忘年会」、いやはや。
少し前に「今年の漫画ベストテン」の雑誌が一斉に出て、ざっと見たところ「星守る犬」の評価が高いんだな、
「おたく」ダーリンにどう思うかきいてみたところ「評価しない」と。理由は「あざとい」。
ふーむ、私と同じ感想なんだなあ、こういうところ夫婦だな。
星守る犬」は、出てすぐダーリンが購入して、私が先に読んだんだが、思い出したのがかつて一世を風靡した「一杯のかけそば」。
私にとってはこの話は「なんか無理がある」と、
実直なおっちゃんの家族がここまでそのおっちゃんを放置できるか?と言うのがあったりして、
「男はこんなに誠実で、ひたむきなのに、女どもときたら、こんなに汚れて無理解な存在」ってのがダイレクトに出てるんだよな、
「ただ、「真面目」だっただけなのに、妻と娘に見捨てられ」って、「真面目さ」や「誠実」を、どこかで勘違いしてないか?
「妻」と「娘」は「女」=「この酷い世間」であるわけだけど、「世間」ってそんなに醜いものではない、が私の意見なんで、
最初の段階から、どうもこの話には乗れない、上手に書いているな、とは思うけど。
一杯のかけそば」を思い出してしまったのは、あの「1杯のかけそばを店で頼んで家族3人が分け合う」って、
おい、フツーに「汁付き3人前、180円」でそばはスーパーで売ってるぜ、って、店でそば1杯食べる値段で家で3人が1人前づつ食べられるだろうに、
「ビンボー」してるんなら、なおのこと、その程度の知恵はまわらんかね、
その程度の知恵が回れば、その後、息子たちが「立派になった」も納得できるんだけど、なんだかなあ、が当時の率直な感想。
上の娘が先日どこかで引用されてたとかで「1杯のかけそばってどんな話?」と私たちに聞いて、その時ダーリンが説明して
で、ダーリンも私と同じく「何故、そばを買って家で食べない?」の意見を持った、と、
それが流行ってた当時私たちは出会ってるんだが、一度もその話はしなかったものの同じだったんだなあ、
いやー、夫婦って結局、似たもの同士だわ。
ちなみに、ダーリンの今年の漫画ベスト1は「この世界の片隅で」、「手、が大事なんだよ」と、ほー、そういわれてみれば。
でも、私は「野田ともうします」だな。
ところで、清水玲子の「秘密」最新刊をやっとダーリンが読み終えて、「これはなかなかよくできている」と、私としては
「50年後の未来で死んだ人の脳に記録されたものが映像で見える時代に、一度でも自然に自分の子どもをもてた男が不妊治療をして
どうしても子どもを授からない、なんてことがあり得るかな?」だったんだけど、
ダーリン曰く「君はが引っかかるのは「不妊治療」の一言だけだろう、それがなければほぼ完璧なストーリーじゃないか」と、
そういわれてみれば、そうかな?とりあえず納得。
星守る犬」の評価が高かったのは、今年最後の「意外」だったな。
今年も、あと1週間だ。