雑談。

先日、下の子の学年で修学旅行に参加しない子が大勢いるのを知って、愕然。
3年前の上の子の時より格段に数が増えてる、理由は「経済」、数万のお金が出せなくなってるご家庭が増えているらしい。
行けない子の中には、日頃の素行が悪くて、うちの娘はものすごく嫌っているものの、
私のお母ちゃんネットワークによると、ううむ、これはグレざるをえないわ、な家庭環境なんだな。
家庭の「経済力」は「学力」にだけじゃなく、まず、「素行」で差が出る。
知り合い曰く、「あの家庭環境で、よく毎日学校に来ようと思えるわ」と、まあ、来ても授業妨害しかしないんだけど。
でもその子の状況を子どもたちが理解するのは、まだまだ時間がかかるだろうから、私は知っていることを子どもに話していない、
下手に話して広まるのもその子がかわいそうだし。とはいうものの、悪いものは悪いし、時には許し難いこともしでかす。
子どもの非行、ではすまされないような深刻な事件を引き起こすこともあって、被害者はその同級生、
狭い地区で事件に巻き込まれた被害者とその家族がどれほど苦しむか。「加害者もかわいそう」だけでは承伏しがたい悲劇は時々起こる。
もし裁判員になって、人を裁くときに、私は機会を与えられなかった人間の哀れさをどの程度斟酌していいものか、考え込む気がする。
被害者になる確率の方が今のところ高いからなあ、、、
先日「日本の殺人」を読みながらふと思ったのは「法の下の平等」とか「法の下の自由」は、本当はこわい言葉なんだなあ、と。
でも、本当に「法の下に平等」かな?同級生のほとんどが行く修学旅行に、自分は家にお金がないから行けないなんて、
高校生ならば、まだ「バイト」の手もあるけど、中学生にはそれすらも出来ない。
恵まれていない中学生が荒れるのは必然だ、としみじみ思う。
民主党には義務教育の全ての完全無償を望む。給食費も修学旅行費もその他諸々の学校に関わる費用を無料にすればいいのに。
「修学旅行費」に関して、現行制度でも手続きをとれば、と思われるだろうが、その手続きの枠に入らない家庭の状況もあるんだよな。
それにしても修学旅行に行けない子どもが二桁にもなろうとは、、、子どもの数が減っているのにこれは本当に大きい。