缶詰、、

昨日、うさうららさんのところで「リリー缶」の話が出ていたので、じーんと来てコメントした。
別の方のコメントでも、特に「桃缶」が、、ああ、「失われた日々」よ、、
それで「リリー缶」を買うかって言うと、100円の中国産、カクテルフルーツ缶、なんぞ買ったりする。
この安っぽい味が何とも、みたいな。ゼリーに混ぜ込むと妙においしい、ビミョーな「金属味」がまた。
子供時代、「缶詰」は高級品で、お見舞いや法事で「リリー缶」の詰め合わせをよく見かけた。(今もあるのか?)
やはり「加工品」だから「人の手が加わっている」=「手間賃プラス」=「高くて当たり前」の意識だったけど、
いつから、「缶詰」って安くなったんだっけ。
ま、日本製の「缶詰」は最近非常に高いものもあって、高島屋明治屋で、2000円以上のブドウ缶がある。
以前、岡山に遊びに行ったとき「ピオーネ」の缶詰が売ってたんで買った。1000円くらいで、うまかった。
でも最近、「巨峰」が旬の時期に500円前後で買えるから、わざわざ季節外れに高い缶詰を買わんでも、って気が。
「加工品は高くて当たり前」の話に戻って、やはり「加工」された中国製品は異常なほどに安い。
天津甘栗を「むいて」もらって、餃子の皮を「包んで」もらって、それであの値段を思えば
何かあっても、と疑わない方がおかしかったのかな。
特に私はちっとも人の話を信用しないんで「手作り」と言っても「手作り風」とばかり思ってたんで
本当に人が餃子を「手」で包んでいたのは感動した。
「手作りだから安心と思った」の意見はどうかな、と思う。
私は手作りの方がかえって怖い、何が入るかわからないからね、自分が作ってればよくわかる、
包んでる最中に「ぶわっくしょーん!」とくしゃみするかもしれんし。(あそこではマスクをしてたな)
和歌山の毒入りカレー事件がそうだったように、「手作り」カレーに「毒」は簡単に入れられる。
その事件の頃、子供の学校のバザーで急遽「手作りカレー」が「レトルトカレー」を「手」で暖めるに変わった。
教育委員会からのお達しで、意外に手間暇かかって大変だった。やってる方は文句言いまくり。
御飯は炊いたんで「こんなの御飯に毒入れたら、同じや」と、私以外にも心の黒いお母ちゃんが、、、
「それでもカレーは外せん」のお父ちゃんの意見で実施になったんだけど、和歌山カレー事件の後で良くカレー食う気になるな、と。
あの事件で子供が亡くなった、高校生くらいの女の子も。本当に切ない。
餃子事件はどうなるんだろう?なんだかんだ言って、小さなお子さんのいる家庭では否応なく冷凍食品に頼る日もある。
若い世代はお金もないから安ければ買うのが当たり前だ。なんとか安全の確保を、と思う。
かつて「水と安全はただ、と信じている日本人」なんて書いた(とんでも)本がありましたな、
水は「伝言」し始めるし、安全は高額になりつつある、いやはや。
ほのぼのとした「缶詰」の郷愁も私の手にかかれば何故か、こんなオチ。昨日、バカボンのパパと同じ年になったというのに。
「41歳の春だからー」「冷たい目でみなーいーでー」と今年歌えるのはうれしいが、
よく考えたら来年はバカボンのパパより年上になるのかー!(当たり前か)
のび太君より自分が年上になったときより、子供がクレヨンしんちゃんより大きくなったときより、自分的にはショック。
今年から、年齢は「缶詰」にしておきます。