ネット雑記。

「現在は看護師」を自称するブログの「風俗嬢はかわいそうってわかった」記事にいやはや。
私は、「かわいそうなサキちゃん」よりむしろ書き手の方が心配になったな、
「そこそこ進学校の女子高」出身で「意識高い女子大生」が「キャバクラでバイト」って、異様に水商売へのハードルが低すぎるだろう、
風俗嬢になったサキちゃんを心配する前に、「やりたいことがありすぎて、手っ取り早くお金を稼ぐ」のに「キャバクラ」を選ぶ自分のメンタルヘルスを心配しろ、
と思っちゃったなあ、ごく「フツー」の女の子は、残念ながらそんなに簡単に「キャバクラ」にはいかないからね。
設定が真実だとして「意識高い女子大生」だった彼女は看護学科の学生のはずで、「そこそこの進学校」からどこの看護科に行ったのか、
なんだか漠然と、書いている人間は看護師に恨みでも持つ「ちょいお嬢さん」系の人なんじゃないのかと思っちゃったよ。
看護科の学生がキャバクラでバイトが当たり前、とは私には思えないので、看護学生を貶めるために書いてる気がするなあ。
「ごく自然に水商売」って、それをする子が周りに山ほどいる、を匂わせていることでしかないからね。
「本郷にある大学のお友達」というのにも、いやはや感が。
つか、お金が欲しくてごく自然にキャバクラでバイトする「あなた」の方が「かわいそうなサキちゃん」たちよりずっと数が多いだろ、
だから彼の言うことは「正しい」んだよ、「あなた」がその実証例なんだから。
ブコメで叩かれ気味なのは、どうにもこの「設定」にリアル感が欠けることじゃないかな、
「共働き」家庭出身の「私はまともな家庭の子供です!キリッ!!」を前提にしているのにも関わらず、「お金を稼ぐために自然に水商売」って
まともなご家庭の女の子は水商売に行く前にありすぎるやりたいことをいくつか間引くよ、それが「まともに育つ」ということだからね。
しかし、最近、この手の「意識高い系を馬鹿にする本当に意識高い系」お嬢さんブログをよく見かける。
「性犯罪」や「風俗」「貧困」、そういうものに「理解があります!」目線を標榜しつつ、実は見下してる。
「リアル」な貧しさを知らないから実は怖い、でもプライドが異様に高いので「怖い」を認められない、だから興味を示すポーズを取る。
そのうち、このブログは「毒親」も持ち出すと見ている、「風俗」「貧困」「毒親」は今、ネットで最も人を集めるキーワードだしね。
この読後の「腑に落ちない」感は、この先のこのブログの記事内容がうっすら透けているせいかも。
「共稼ぎで子供の頃寂しい思いをさせられた私は、かわいそうな毒親育ちで、毒母にあーんなこともこーんなこともされたけど、私一人で頑張ってこんなに幸せになりました!」ってな、
最終的には「本郷にある大学出身のお医者さんと結婚しました!」ブログにでもなるんじゃないかね、あざとい匂いがなんともはや。
こういうのが流行るようになった意識の流れってなんだろうなあ、、、私はそのへんが気になるわ。
なんにせよ、この香ばしそうなブログは、確かに注目、か。春先はメンタルに難のありそうなブログが乱立するなあ。