にんじんなんて、嫌いだ!

にんじんは冬が旬です。我が家にも「雪割りにんじん」だのなんだの、ごろごろしていてとってもやな感じ。
そうです、私もにんじんが嫌いです、浅漬けにしたところでにんじんであることはごまかせません。
にんじんのいやなところ、それはあの独特の「匂い」です、あんなものが好きなのは兎しかいないのです。(きっぱり)
とはいうものの兎小屋に住む日本人、肉体はこれからより大切な資本であるが故に
体にいいとされるにんじんは食べなければいけないのです。でもまずいものを我慢して食べるのは辛いです。
そうでなくてもストレスフルな生活によりストレスためてどうする?と言うことです。
なるべくあの臭みをとる料理法を、と言うことで、我が家でやってることをいくつか。(味覚が違ってたらごめんです)
にんじんはたいていの他の食物同様、同時期に旬を迎えるものと相性がいいので、柑橘系(=ミカン類)といっしょに
ジュースにすると臭みが比較的マシになります。うちでは電子レンジでチンをして柔らかくなったにんじんと100%ミカンジュースを
ミキサーにかけてジュースにすることがあります。少々バナナを入れると甘くなって朝食にもいい。
ただ冷たいので冬の朝に飲むのはきついです、春先におためしください。
おすすめなのはやはりにんじんポタージュ、にんじんの臭みをとる方法はタマネギ以外にジャガイモ、コーン、を入れることです。
私はセロリが好きなので入れますが、セロリを入れると家族のものには不評です。
適当に切ってコンソメキューブを入れてくたくたに煮た後、ミキサーにかけて(注;さまさないと飛び散ります)
牛乳でのばして塩こしょうで味を調えてどうぞ。我が家では多めに作って、牛乳を入れない状態で冷凍します。
朝は牛乳を入れて暖めるだけ、ラスク状に切ったバケットにチーズなどを添えれば立派な朝食です。
なんか無理矢理朝御飯にばかり勧めておりますが、
何となくにんじんは朝、寝ぼけている状態で食べさせる、これがみそ、のような気がします。
さて、あとはサラダ、にんじんの臭みはあちら(=西洋)の方々もお嫌いらしく、向こうのレシピでもなるべくその臭みをとるような
工夫の跡の見られる調味料との組み合わせが多いように思われます。粒マスタードなんかがそうですね、
生で食するのに、粒マスタード、マヨネーズ、の組み合わせがポピュラーに思います。
この場合、にんじんは専用のおろし金のようなものでなるべく細く切るのが大切なようです。
でもにんじんは、火を通した方が栄養価の吸収がいい、とのことなんで、私は軽くゆでます。
「好きで食ってるんじゃねーよ、「いやいや」なんだよ、何がなんでも血となり肉となってくれなきゃ困るんだよ」
と油との組み合わせがいいと聞けば必ず炒めます。でもさっとゆでてバージンオイルとあえるのもサラダらしくていいですね。
にんじんとツナは相性がいいようです。それから、「ナッツ」類と組み合わせると匂いがあまりに気なりません。
クルミとレーズンを合わせてサラダにするのを見たことがありますが、うちのダーリンは酢豚のパイナップルは嫌い、
ましてやサラダに「レーズン」なんて、とわめくので入れません。
やったことはありませんが、にんじんサラダにリンゴを入れるレシピもありますね。
私が最近作って、私と同じくにんじん嫌いな家族に文句を言われずに食べてもらったのはピーラー(皮むき器です)で
細ながくひらひらにそいだにんじんをさっとゆでてねりごま、すりごま、をたっぷり入れてだし醤油で味付けたものです。
これは完全にごまの味しかしないので、にんじんと気がつかれずにたくさん食べてもらえます。
他にはきんぴら、切り干し大根と煮るぐらいですかね、
にんじんのグラッセは、やはりダーリンが嫌いなので我が家では食べません。
大量消費はやはりポタージュですね、作って冷凍、これが一番です。
最近、ピーラーで平べったいパスタのような状態にしたにんじんを使うやり方にはまっています。
今月の「今日の料理」にもこれをパスタに混ぜるやり方が書いてありました。ご参考にどうぞ。
スティックにした生のにんじんに甘くないピーナッツバターをつける食べ方もありますが
これはにんじんのお好きな方にだけおすすめします。
ああにんじん、我が家では何故か黄色いにんじんまであります。最近、何故か紫色のにんじんもあるようです。
専業主婦のわりにレパートリーが貧弱で、この程度のことはご存じでしょうが、何かのお役に立てば、と
「にんじん嫌い」仲間として、つい、書いてしまいました。にんじんをすり下ろしてケーキにする、もやったことがありますが
そこまでして「何故にんじん?」とも思ったりしました。おしまい。