話題、アソート。

遅ればせながら「風水」の毒が頭に回ったか、と思われる内田センセの「格差論」を読ませていただく。
同じこと言ってもまともに取り上げられるのは元東大生であるからでそもそも元東大生でなければ
現在のご職業に就けたかどうか、そのような謙虚なお気持ちをお持ちになられた方が、、
と言ったって、「僕だって女子大生相手に苦労してるもん、ぷん!」
とおっしゃる可能性がなきにしもあらず。
内田センセとこの間年の離れた女性と二度目のご結婚をされた「元」もてない男
重なって見えるのは、何故かしら、きっと気のせいね、日に当たり過ぎちゃったわ、ぶつぶつ、、
この間「自虐史観からの解放、右傾化に魅せられた人々」という本を読んで、
人権の国、おフランスでも「希望は戦争」的な感覚を抱いている人たちがいるんだなあ、
と何ともやりきれなくなった。河出書房新社から2003年に出された本なんで、
取材されたのはそれよりも前、そしてサルコジ政権誕生か。あのサルコジは移民の子、
とかいいながらヌイィーで育ったりしてるし、どこまでたたき上げと見るべきなのか、
漠然とサルコジヒトラーに見えるとことか、
話は飛ぶがワタミの社長とグッドウイルの社長の区別が私にはつかんなみに嫌な感じがするなあ。
フランスの自虐史観にもどせば、なんでそう短絡的に「力」を渇望するのか、
具体的なよりどころを「歴史」に求めようとするのか、世界的に同じなんだなあ、と。
そういう「自虐史観」と言い出す人が何を求めているのか私にはわからん。
フランスはフランス人のもの、と言ったところで、何がかわるのか、
移民が悪い、と言われても、いずれ日本も移民があふれると言われても、
私はアホな日本人より賢い異国人とつきあいたいし、
第一日本人であっても滅多に公共の福祉に預かれないんだから福祉を求めてくる移民が
多くいるかどうか、こんな情けない国であってもせいぜいあれこれ利用して
何とかやっていこうとしてくれるんならどこの国の人が来てもかまわないけどね。
グローバリゼーションって世界がアメリカ化することなんだ、とあらためて。
つか、「グローバリゼーション」っていかにもアメリカ的な言葉だよな、
国内の野球を「ワールドシリーズ」とか言う感覚から生まれた言葉かな。
グローバリズム」とか、話デカすぎ、与太とばされてる、みたいな、
それに不安を抱くのはわからないでもないけど、やっぱり「自虐史観が」となるのは何故かわからん。
さらっと読める本だったのでさわり的に面白かった。
もう少し詳しく書いている本があればいいんだけど。
世界的に見られる「ポピュリズム」と「グローバリズム」の関係をよく知っておきたい気がした。
しかし「ポピュリズム」の言葉もなあ、「衆愚」と言うんとは違うんだろうが、
日本語にもうちょっと直せんもんかねえ。
ああ、いかん、1週間ほど前に朝日新聞に載ってた「教育再生会議を問う」に
話を持って行こうと思ってたんだけど、まとめられんかった。
ワタミの社長が実に香ばしいこと言ってたんで誠に腹が立った。
「努力しない学校はつぶれる仕組みが必要」
「そば屋ならまずいそばしか出せなければ売り上げがゼロになる。
だから、おいしいそばを作ろうと努力する」ってワタミの社長においしく食べられるために
私は子供を産んで育ててるワケじゃないから。子供は「おいしいそば」ですかね。
その学校から出たらまずい子、みたいな、あまりにも、あまりにも、なご意見に、
とにかく早く「教育再生会議」をどうにかしろ、と言いたい。
会社に都合のいい人材を出せ、ってことでしょう?滅私奉公、安い給料でも感謝して働きます、
生きてるだけで幸せです、の古いタイプの人間を必要としてる、
グローバリゼーションのどうのと新しい言葉を使ってみても
結局古い資本主義を引きずってる人間達が古い仕組みを維持しようとしている、
そういうことなんだろう。
てめーにはまずいそばも食わせたくないね、とワタミ社長には言いたい。
どうもこの人の話は気に障る、誰に「おいしい」そばなのか、食べられるだけの存在か?人間は。
安陪総理が続投でもどうでもいいんだが、教育再生会議だけはどうにかして、が私の希望。
さて選挙に行くか。あつくて、何書くか途中で忘れていかん。努力しましょう。