朝御飯食べてても人格円満ではない私。

「頭もよくなる万能の魔法食、朝御飯」を「ガム」なんてけしからん!ってのが産経新聞の言い分なんだけど、
「ガム」ときてふと思うのは「ぎむみーちゅーいんがむ」なんて進駐軍の後を追い掛けてた子供達が
大人になって作ってきた国がこの今の日本なんだから出来が悪いのは仕方がないってことなのかな。
そういう子供達にとっては朝御飯なんて概念がなかっただろうに、それでもなんとか生きていけたんだからねえ、、
政府がしたいことって「富国強兵」「朝御飯をきちんと食べて身体をつくって戦争に備えよう!」って事?
アメリカ人の朝御飯ってコーンフレークが多いって聞くけどそれでも戦争に勝てるわけだし、
あんまり意味ないんじゃないかな、よそさんの食卓にがたがた口出すのはやめてくれろ、と私は思ってるし、
またものすごく珍しいケースを取り上げて全体の日本人がそう、みたいに
(で、そう思い込む連中は「私はちゃんと食べてるから「特別な日本人」!と思うんだよね)
話をすすめてるから「食育」なんていわれるのは本当に嫌だ。それって「食」を見せ物にしてないか?
「めざし」だの「お茶」だの日本食をやけに強調してる、「日本人」を見せびらかすために「日本食」を食べる、
みたいな。「こういうものを食べてる人間が出来がよくて、食べてないやつはまるでダメ」って、
それって「ぐろぉばるすたんだぁど」的にはどうなわけ、「日本の朝御飯が正しい」なんて。
もし「食育」を本当にしたいのなら関西の土曜の朝番組「知っとこ」がおすすめだ、
「世界の朝御飯」ってのを子供達がいつも楽しみに見てる。各国の新婚さんの朝御飯、と言いつつ
御当地の名物料理を作り方から紹介してくれる。世界では色んなものを主食にしてるんだなあ、と
感心させてくれるのですごく楽しい、朝から本当にこんなの食べてるの?と子供達も突っ込むが。
「食べること」って本来楽しいことだから、環境が楽しければ、なにを食べてたって十分幸せに子供は育つはずだし、
「朝御飯食べてない子はイネガー!」って、親や子供を脅す生ハゲみたいに今の「食育」は行われようとしてるから
私はそれは反対したい。「食べることをもっと楽しもうよ」って色々提案してくれるのなら
それは受け入れる用意はいつでもあるんだけど。
どこでなにを食べようと、その食べる環境が味を左右するし、また人間形成にも関わってくる。
私は少なくとも会食の席でどんな素晴らしい料理を出されたとしても横に座ったのが嫌な奴だと
もう味なんかわからなくなるね、それより例えコンビニ弁当でも気の合う人と一緒に食べてれば
栄養が少ない脳みそにまでも行き渡るように思える、「食育」なんて言葉でなにかを誤魔化そうとしてないか?
親が朝御飯を作れないほどおそくまで働いて、朝も早くに出なきゃいけなくて、
そういう人にさらに追い討ちをかけるような「朝御飯運動」なら私は協力したくない。
なんか根本的に違ってる気がする。
今、年収幾ら以上の人は労働基準法を適応しない、みたいなおかしな法案があるらしいし、
それやったら過労死を容認するって事にならんのかね、そんな法案をこそこそ通そうとしてる癖に
「朝御飯食べた?」ってチャンチャラおかしい。やれやれ、、
ところで「医者になった君へ」のコメント欄にどうやらブログ主本人と見られるおかしな
アメリカでは常識」だの「海外では」だの「ネット上では見かけないが一般の医師なら」だのと
香ばしい擁護発言発見、これ、どこの学会誌にのってるのかその「ishinoue」さんによく聞いてみてはどうかな、
日本の一般医が知ってるレベルなら学会誌で紹介されてるのでは?或いは、海外のどこのサイトで紹介されてるのか、
英語に堪能な先生はいくらでもいるから聞いてみたらいい。止血剤について私は全然知らんけど
「普通のお医者さん」が知ってることならこんなに批判は浴びないだろうにね。
あ、でもよく考えたらどこかから引っ張ってきてるからこういうの書けるんだろうね、
ネットは怖いねえ。
追記:私も「なんちゃってお医者さん」気分であれこれ検索してみました。(悪趣味)
「ノボセブン」と言うクスリは「止血剤」の検索をすれば「血友病」のところに出てきます。
そしてそれが「脳出血」のクスリにも使われると書かれています。
はい、コメント欄であれこれ書いてあることは私風情の無学なおばちゃんにも「検索」ですぐ見つけられます。
で、「医者になった君へ」の「ドクターパック」先生が本物医者かどうか、また「ishinoue」さんが
博学な先生であられるかどうか、ですが、奈良の妊婦さんの場合、出産途中であったことを考えますと
果たしてこの「ノボセブン」と言うクスリが使えるかどうか、現場を知りうる普通の医師なら
考え込むのではないでしょうか、安易に言える意見とは思えません。拾い読みだけができる素晴らしい意見ですね。
まあ9割くらい確実にこの「ドクターパック」先生および「ishinoue」さんは同一人物で医者ではないと思います。
コメント欄の本物の先生方は段々相手にするのを嫌になってきてるでしょうね、
「ただ」でネット上の「病人」まで面倒見るのはお嫌でしょうなあ、、ネット上では私も「ドクター」になれそうだ。
やっぱりこわいね。