最近の読書など。

忙しい時に限って本にしがみつきたくなる。このあいだ、ダーリンが「このミス」の
マンガバージョンを買ってきてなんと男版と女版があって女版では「ハチクロ」が
「のだめ」を抜いて一位だった。私的には「のだめ」がぶっちぎりに一位なんだけどなあ、
ハチクロ」はちととろい。可愛さがあざといというか、
心の黒い私にはややついていけない展開なような。
拾い読みをしてると「え、これって男マンガなんか」と思うようなもんがあった。
うちはダーリンが逃げようのないおたくで単行本をいつも山ほど買ってくる。
その中からちょこちょこ拾い読みをしてるンでどの雑誌に連載してるのか
さっぱり知らなかったのでヘ−、と思った。そしてしみじみマンガ読みの世界の
ジェンダーフリーを考えてしまった。子供達が今一番好きなマンガといえば
「ナルト」「ハガレン」「ワンピース」「犬夜叉」でほとんどよく考えたら「男」マンガ。
うちの子供は二人とも女なんでその友達も当然女の子が多い。
でも皆その手の男の子マンガしか読んでない。「シュガシュガルーン」(だったか?)を
かろうじて下の子が読んでいるけど「ハガレンの方が面白い」という。
学校の男の子達と「ケロロ軍曹」について話したりするそうだから男の子も女の子が
同じマンガを読むのに抵抗がないようだ。私が子供時代は実は秘かに
マカロニほうれん荘」とか「ガキデカ」とか読んでたけどそれは言ってはいけない
秘密だった。何故か学校においてあった「どうくまん」(だったっけ)の
「花の応援団」なんかしみじみ変で面白いマンガだなあ、と思ったもんだ。
でも学校ですかした優等生だった美少女の私はそんなマンガ読んでどう思ったかなんて
口が裂けても言えない事だった。変態扱いされんのが目に見えてたからな。
思えば今はしみじみいい時代になったもんだ、女の子が何読んでもなんにも
言われないようだしなあ、、この点においてはジェンダーフリーも悪くないな。
しかしトップ20に入ってる本、ほとんど家にあって読んでるよ、わたし、
うう、これも外面よく奥様である私が他人に言えない事。己で壁を作ってどうする!
と喝を入れつつやはり世間では穏便を心掛けてしまうんだなあ。
今年読んでよかったのは「失踪日記」と西原理恵子「上京物語」「おんなのこ物語」、
「営業物語」も面白かったけどちょっと路線が変わってて同じ箱には入らなかった。
さて、今ダーリンが図書館で借りてきた「偽史冒険世界(カルト本の百年)」を読んでる。
長山靖生という歯医者さんが書いた筑摩書房の本。これが実に面白い。
ダーリンが数冊借りてるんで一気読みする予定。ネット右翼にはぜひ読んで頂きたい本だ。お勧め!