日常。

昨日は海を見に行って、8月の濃い青い空の色の元、

大勢の若者が元気に楽しんでいる姿を見て癒された。

人が無邪気に遊んでいる姿はいいねえ、幸せになる。

本当は海水浴がしたかったが、さすがにこの年齢で

暑さにそれほどなれていないと何が起こるかわからん、

年よりは人が少ないときにひっそりと水浴びをしようぜ、と

マイダーリンと話したのでした。と言うわけで、昨日は下見。

海に行くと見かけるのが高校球児グループで、何故わかるかと言うと

全員が坊主、そしてガタイの良い男ばっかり集団、

たぶん、甲子園の地方大会が終わってつかの間の休みか

あるいは最近は炎天下の部活が禁止されているので、

朝練のあと、夕方からの練習まで時間があるので泳ぎに来ているか、

どっちにしろ、体力が有り余っている連中であるのは間違いない。

最近は部活動が禁止の方向となりつつあるが、

体力の有り余ったこの手の部活大好きっ子たちの行き場は作られるのか、

行き過ぎた指導はもちろんよくないが、

本当に脳まで筋肉みたいな全身動かしてないと死ぬ、みたいな子はいるからなあ、

そしてこの手の子供たちが部活をやめて有り余った体力を勉強につぎ込むと

しれっと地方旧帝大に入ることもあるんで、人間は侮れない。

資源としての人をどう育てるか、がどこの国でもいまひとつうまくいかないもんだな、

とまでは海を見て考えはしなかったが。

はてなでは津田某氏の件で大騒ぎで、これで集客数が増えたらよいねえ、なんて、

私がこの件で知ったのは愛知トリエンナーレが3年に1回ってことくらい。

この1件はまさに「表現の不自由」の体現化でパフォーマンスも含めて

現代アート、なんではないか、と思わないでもない。

まあ、今の時期、ガソリン撒く、なんていわれたらやってられないよな、

そういうことをいってきたやつを捕まえろよ、と思うが、

池袋の母子事故死事件もいまだ加害者は逮捕されていなくて、

何故か慰霊碑が建てられるとか、ちょっとこの国はどうなっているのかわからない。

母子をひき殺した老人はたぶん100まで生きるんで、

死ぬ前の数年ぐらい収監されても良いんじゃない、と思うおばはんであった。

はてなのホットで気になったのが「この世界の片隅で」のある感想で、

へぇ、と思わされることがあったのでまた書き残す。

さて、夏用のボディソープを遅ればせながら買いに行くかな。

ネットの謎。

ツィッターで「キラキラ職業」を自称する推定年齢30前後アカウントが

やたらと「部下がぁ」と書くのだが、

現実世界で大企業に勤める人間が

「部下」の言葉を使うのを聞いたことが無いので大変不思議に思っている。

私の周囲だけかもしれないが、

40前後の直属で動かせる人間が100人以上いる人でも

「同僚が」と話す。あるいは「社のものを」だったりして、

マイダーリンも指導者の立場で明らかな年齢差があっても

「部下」の言葉は使わず「同僚」と言う。

娘にいたっては「後輩」としか言わない、実質は娘が管理者だけれど。

「部下がぁ」と言うのを私はネット以外で見かけたことが無い。

もっと言えば「上司が」もあまり聞かない。

「うちの○○の決済を云々」と、上司でも社員以外には名前で呼んでいたりして、

「上」「下」を表す言葉は一定以上の社会では「タブー」になっている気がする。

社会的にはもう「上・下」の縦社会ではない、が建前としてあるのではないか、

ツィッター界ではまだ20代半ばでも「部下が」と書くアカウントは

何故か「就活指導」をしたがっていたりして、ここも実に謎。

私の知らないどこかの素敵世界ではご本人がまだ20代半ばでも

入社年度が1~2年下だけの人間を「後輩」とは呼ばず

「部下」と呼ぶのが正しいのか、

さほど仕事が出来そうにも思えない呟きをしているにもかかわらず、

やたら「就活のお手伝いします!」と言いたがる人間の

「部下」とはどういう存在なのか、

「20代半ばで既に「部下」を持つような優秀な俺、あたし」を表現するためだけに

存在する言葉なのか、なんとなくこの世に「部下」とは実在しないものに思える。

脳内の妄想にだけ、存在する言葉なんですかね。

先日は素敵キラキラアカウントが「夫の元部下が」とつぶやくのを読んで、

結婚したばかりの夫に「元部下」が存在する、

そしてその「元部下」は新婚の「奥様」に会いたいという、

まだ25歳の「キラキラ女子」であるとわざわざ書く、

このキラキラ間接的反射光ををしげしげと眺めているのでした。

「キラキラした素敵元部下がいる夫を持つ私」は

そう言う環境に自分はうんざりしているとにおわせる、

そのきらきらの屈折率の高さになんとなく私は遮光眼鏡が欲しくなる。

年寄りにはこの手のキラキラがきついわぁ。

「部下」と言うのはある種の人間には大変なパワーワードのようだが、

現実世界ではどうなんだろう。

なんとなく私は現実世界で「部下」の言葉を聞く機会は生涯、ない気がする。

おわり。

 

海外ドラマメモ・「ミセス・ウィルソン」

今日からNHKで始まる「刑事ジョンルーサー」シリーズで

「圧倒的」存在感を誇るアリス役のルース・ウィルソンが主演した

彼女の祖父母の実話ドラマが放映されて完結まで見終わった。

感想は、大変面白かったのだけれど、

それはどこかギャグ的な面白さと言うとご家族に失礼かもしれない。

今後英国を代表する名女優となりそうなルースさんのおばあさまの夫、

つまりおじいさまがとんでもないうそつきのペテン師だったか、

あるいは時代に翻弄された悲劇のヒーローであったか、

そのどちらでもあったかも、な話で、

少しネタバレすると、ルースさんのおじい様はもうめっちゃ女作る、

女といちいち子供を作ってる、

そしてその女それぞれに他の女の存在を完璧にばれないようにする、

いわば女たらしとしては天才的な、嘘つきとしても天才的な、

と言ってもそれは職業的な業病といえるかもしれない、

なぜなら彼は一時期「スパイ」だったので、て感じで、

原作者(?)のおばあさまとも実は結婚していると見せかけて、

最初に結婚した妻とは離婚していないので

「ミセス・ウィルソン」ではなかったかも、な、

しかし、わかっているだけで4人いた彼の「妻」はそれぞれ全員

自分は彼と結婚していると信じていた、

故に全員が「ミセス・ウィルソン」を名乗る、ドラマのタイトルは複数形か?

と思ったが、そうではなさそう。

あまりにも奇妙な人間だった「ミスター・ウィルソン」、

カソリックなので最初の妻とは離婚していない(と言うかするつもりもなかったよう)

カソリックなのでそれぞれの妻とも子供をぽんぽん作る、

とにかく律儀にいちいち結婚はする、

ご丁寧に結婚のために文書偽造もする、「スパイ」で鍛えたスキルがあるので、って、

これが「ドラマ」だったらとても「ありえない」とつっこみどころ満載だが、

「実話」なので、事実は小説より奇なり、か。

ルースさんのおばあさまのお宅でたまたまお亡くなりになったので、

奇怪な所業がおばあさまのガッツである程度明らかになったわけだけれど、

もし他の妻のところで亡くなったとしたら、

彼の不可思議な生涯は、明らかにされたか、

たとえば一番若い妻のところで亡くなっていた場合、

その妻は最初の妻のところまで行きつけたのか、はなはだ疑問だ。

まあ2番目の妻だけは彼の奇妙な性癖に気がついて、

してもいない結婚から離婚に至っていたようだが、そこにも息子はいたからねえ、、

とにかくたんと子供を作ってその子供たちがそれぞれ活躍しているようで、

よかったね、の話か、

私はドラマの作りとして主人公が夫と思っていた人の嘘を少し乗り越えたか、

と思ったらすぐ足元をすくわれる、救いの無さが妙に現実的で面白かった。

現実の悲劇は時々ギャグのようでもある。

ルースさんの俳優としての才能は私にはほぼペテン師だったと思われるおじい様の

すばらしい負の才能を生かしたもので、生殖とはしておくものかもしれない、

と、カソリックのある意味正しさを証明したように思った。

これでその子孫に何人か犯罪者が出ているのならば、やはり産児制限はすべきかな。

そこまではウィキには出てないんで、知らん。

女にだらしないスパイって、ジェームスボンドはこの人が元ネタかー!とも思ったが、

ボンドに子供が山ほどいたとは聞かないので、どうなんだろう。

たとえスパイとして悲劇的な扱いであっても

やはりかなりの問題児であったのは事実だろう、と思う私は冷たいか。

ま、トラウマから女に走ったと考えるべきなのかね、

3話完結ですぐ楽しめるのでお勧め。おわり。

いやはや。

はてなはグーグルと何らかの提携でもあるのか、

やたら「グーグルに転職しました!」がホットエントリに上がるのだが、

ブクマの文字の羅列のidのどれくらいが捨てアカウントか、

教えてもらいたいもんだなあ、私は千以上あるとみている。

他の500くらいも「サクラ」だろうな、

この底辺の多いはてなでここまで華々しい経歴の人間のノートを読みたいかね?

私の人生に1ミリも関係の無い存在としか認識できないが。

今度グーグルに入ると高らかに宣言する人間は東大理3卒ということで、

グーグルはウエルクがやっていたことを日本で本格的にやりたいのか、

医療情報も眉唾が多くなるのかな、

「グーグルに入社しました!」を高らかにはてなのホットに入れる勢いで

トンデモ医療に「広告費が出てるから」で

検索トップに置かれたら死屍累々になるんじゃないか。

とにかくおばはんは何故グーグル入社がそんなに注目されるのかよくわからん、

つか、本当はほとんどの人がどうでもよいので

はてななんかで必死で広告しているのかな、ものすごくアホみたいやね。

ノートなんかで一企業に転職したことを高らかに宣言する人間は

実は肩書きほどたいしたことは無いのかもしれない、だから広告するのか、

とまで、自分を汚していることにいい加減気がつけよ、

そこから話は飛ぶんだが、私はしみじみ、格差問題を考えるのだよね、

この東大医学部の人に限らず、驚くような肩書きの人はたいていが

都会出身の祖父母の代からお金持ちのインテリ家庭出身者で

初めから恵まれ率が半端ない。

地方の貧乏家庭出身で独学で東大に何とか入った人間と

能力はほぼ同レベルであってもキラキラ経歴ははるかに上だ。

こういう3世代くらいかけて盛りに盛った経歴の人間を

はてなでももてはやすとは、安倍政権が続くのが理解できるなあ、

結局皆さん血統書がお好き。

それは新興勢力であるグーグルもそうだということで、

まあ、グーグル作った人も、別に底辺じゃないし、それが社会と言うものか。

それでもはてなで爆発的に売り出そうとする、この辺が私には理解できない。

ネット業界も混沌としてきましたなあ。

映画メモ。

少し前に映画チャンネルでレオナルド・デカプリオ特集があって

「レベナント」とか、レオ様、働きもんやねえ、な映画を見た。

私生活で話題の多い俳優さんだが、

若いときから何本もの話題作に出続けてきたのはやはりすごい。

かつては紅顔の美少年そのものだったのが、

厚顔のデブ中年になっているのも感慨深い。

面白かったのがかつてロバート・レッドフォードが演じた

「華麗なるギャッツビー」をリメイクした「グレイトギャッツビー」で

これを「新旧作、見比べ」で続けて放映され、それぞれ完成度が高かった。

どちらもおそらくは原作に忠実に描いて、

レオ様のほうは現代風に映像がたいそうポップ、

作り物臭いキッチュさが魅力的だったが、

おそらく「ギャツビー」そのものの魅力を体現したのは

半世紀近く前の作品であるロバート・レッドフォード版、

繊細でもろい人間性がよく引き出されて物悲しさが極まっていた。

また女性主人公であるデイジー役も、ミア・ファローが数段上だ。

ああいう名作に対抗するのは、レオ様は気の毒だったかな、の印象。

しかし、両作とも面白かったので、今度原作を読む予定。

みもふたもないストーリーは知っていたので、読んだことがなかった。

村上春樹が翻訳してたんじゃなかったかな?

翻訳も村上版と大昔版を読み比べる予定。

その後、また映画の感想を書いておく。忘れないように、メモ。

「過去と向き合う」、、、

1ヶ月近くかけて大きいほうの納戸の大掃除をして

一番時間がかかって精神的にきつかったのが、写真整理。

10年以上放置していたわ、

スマホと子供の発達で、デジカメで撮った写真が

我が家から消えるまでの10年分くらいがたまっていた。

小中学生の娘たちの愛らしい姿にババアとなった母ちゃんは涙目、

こんなに可愛かったのに、何であんなに激オコしていたのか、

反省しきり。まあ、私も若かったから、、って理由にならんわ。

写真は主に子供たちメインだけど、時々若かりしころの私が

知らずにうつりこんでいたりして、これをみるのがかなりキッツい。

ひぃ、この似合わん服を着ているおばちゃんは誰だ、と、

しみじみ理解したが、好きな色が必ずしも似合っているとは限らん、

私はかねがね娘たちには「似合う服を着ろ」と言ってるのに、

出来てへんやんけ、自分、とつっこむくらい、似合ってない服を着ている。

(こともある)

わぁ、過去の勘違いしている自分にけりを入れてやりたい、

私はビビッドカラーが好きな女なんだが(今も)これが全然似合わん。

おばはん、こんだけ似合ってなかったら、いい加減気がつけよ、そしてあきらめろ、

と肩に手を当てて諭してやりたい気分だが、写真の私は平気で着ている。

ほんでまあ、綺麗に写ってるな、と言うのがどちらかと言えば自分では選ばない、

淡いベージュとか、薄い色が多い。

はて、この服は誰に選んでもらったんですかね、行きつけのブランドのお姉さんか、

店のお姉さんには感謝しなければ、ちゃんと似合う色を選んでくれている。

私は紺が好きで似合うとずっと信じてきたが、実はそうでもない現実とも

向き合ってしまった。たぶんずっと制服が紺だったので目が慣れている。

そして無難だと考えてきた。(今も)

しかしベージュ色のスーツ姿の私は紺色よりよほど似合っているし、

紺でも中に白やクリーム色をはさむと綺麗に見える。その効果で気がつかなかった。

おばはん、今で言う「モテ服」カラーが異常に似合う。

でも好きな色ではない。(涙)

しかもわたくしは異様に粗忽モノなので、薄い色の服を着ると大体確実に汚す。

すぐしみだらけになるやんけ、却下、と薦められる色を否定してきたわ、、、

それで今に至っても上方おばちゃん的ビビッドカラーを選んで、

世間様に迷惑をかけている感を覚えるので、さすがに反省しようか、

しかし、この秋冬は私の大好きなチョコレートブラウン色が流行る予感、

スーツを1着購入しようと思っているので、とほほほ、誘惑に勝てるか、

とりあえず、過去への懺悔の意味で書き残すのでした、、、終わり。

雑談。

NHKにもろくでもないのがもぐりこんでいるんだろうが、

それでもこーゆーのにつぶされたくはないわな、の某政党。

アテクシは下の娘の好きな「みなさん、こんばんわっ、ごきげんいかが」と

2355で歌う歌が好きなので、無くなると困るわぁ、

確かにあれこれ反感を買いそうな番組は多いが。

そういえば絶対うんざりするんで見なかった「半グレ集団」と

「新宿生まれの母がどーしたこーした」がチラッと話題になっていたが、

「半グレ」なんて中途半端な名前をつけるんじゃねぇよ、の感想しかないかな。

あまりにぬるい世界に生きていると悪いことすらどこかで美化するのは

真正の育ちの良い方々にありがちな話ですな、

そういうものに育ちの悪さにかけてはエリートコースだった私は

イライラする。

先日、つい我を忘れてののしり狂う言葉が出てマイダーリンに

恐ろしく叱られた。

マイダーリンは育ちが良いので時々相容れないことがある。

クソはどうしたってクソなんですよ、それを言わずにはいられない、

私は貧しい正直者です、としか、言いようもない。

普段は「奥様」の仮面をかぶっているものの、こういうときに地金が出る。

でも困ったことにその地金を私は一度も悪いと思ったことがない、

そういう人間を配偶者に選んだあんたが悪い、とおばはんは思うのでした。

悪い人間たちとともに育つと、ののしり言葉が正しいことも知っているのですわ、

へん、と実はちっとも反省していないのでした。おわり。