少し前に映画チャンネルでレオナルド・デカプリオ特集があって
「レベナント」とか、レオ様、働きもんやねえ、な映画を見た。
私生活で話題の多い俳優さんだが、
若いときから何本もの話題作に出続けてきたのはやはりすごい。
かつては紅顔の美少年そのものだったのが、
厚顔のデブ中年になっているのも感慨深い。
面白かったのがかつてロバート・レッドフォードが演じた
「華麗なるギャッツビー」をリメイクした「グレイトギャッツビー」で
これを「新旧作、見比べ」で続けて放映され、それぞれ完成度が高かった。
どちらもおそらくは原作に忠実に描いて、
レオ様のほうは現代風に映像がたいそうポップ、
作り物臭いキッチュさが魅力的だったが、
おそらく「ギャツビー」そのものの魅力を体現したのは
半世紀近く前の作品であるロバート・レッドフォード版、
繊細でもろい人間性がよく引き出されて物悲しさが極まっていた。
また女性主人公であるデイジー役も、ミア・ファローが数段上だ。
ああいう名作に対抗するのは、レオ様は気の毒だったかな、の印象。
しかし、両作とも面白かったので、今度原作を読む予定。
みもふたもないストーリーは知っていたので、読んだことがなかった。
村上春樹が翻訳してたんじゃなかったかな?
翻訳も村上版と大昔版を読み比べる予定。
その後、また映画の感想を書いておく。忘れないように、メモ。