日常。

 昨日、朝から母に電話しても出ない。

午前中、時間を変えて何度電話しても、携帯にしても出ない。

前日も出ず、数日前に血圧が高くなったと言っていたので、

ひょっとして一人で倒れているのか、

すわ、第一発見者は娘の役目、と勇気を奮って実家に向かったところ、

家の前でお友達と雑談中、朝から遊びに出かけて今帰ってきた、と

携帯くらいは出てくれよー!

「なってなかった」と言い張るが、着信履歴はちゃんとある。

ほんまにもー!おばはんの無駄な勇気を返せ!と思ったが、

まあ、我慢することにする。

現在工場勤務の下の娘がちょうど電話してきたので、

「80過ぎの婆さんがコロナ緩和で毎日遊び歩いている!」と言いつけると、

「おばあちゃんだからね」

若い娘は二人とも会社の言いつけにしたがって引きこもっているというのに、

死を恐れぬ暇な婆さんほど、怖いものはないわ、無駄に心配した。やれやれ。

「ネトフリ」番組関係者の自死を受けて政府関係者が対応するらしく、

はてなブクマやツィッターのデマ拡散装置をどうにかしてもらえるか、

少なくとも幾つものアカウントを取りまくるのは規制してもらえないか、

ショーもないネット系ベンチャー企業が「インターンシップ!」と銘打って

情報弱者の学生をただでこき使って幾つものアカウントをとらせ

自分たちに都合のよいデマを拡散しまくるのはやめさせて欲しい。

ネットで一番の問題は「数の暴力」、

昨日、ダルビッシュが「有名人の炎上」を画像で表していたが、

確かにあんな状態になったら普通の感覚の人間はひとたまりもない。

「リアリティーショー」とは出演者がほぼ「素人」とされているので

タレントとして保護されることもおそらくないんだろう。

あまりにも気の毒な。無防備で数の暴力に晒された、

やはり番組そのものをどうにかしたほうが良いと私は思う。

まあ、見たことないんだけどな。

「リアリティーショー」で何か見たことがあったっけ、と考えてみたら

アメリカズネクストトップモデル」は下の娘とよく見たなあ、

あれも人が減ってくると必ず「悪役」が登場したものだ。

「悪役」が何かやらかすたびに、娘と顔を見合わせて、

「見なかったことにしよう」と、

きれいな女性がえげつない発言、行為をするのを楽しむ人間は多いのかね?

私たちは途中で嫌になった。たぶんそういう一般人のほうが多いと思う。

ムリな「話題づくり」はやめたほうが無難。

ネットで一番悲惨な数の暴力に晒されたまだ若かったお嬢さんに合掌。

守ってくれる手もなく、ネットの暴力に抗する手立ても渡されていなかった。

本当に気の毒に。

若い娘を持つ同じ親としてご両親の心痛を思うと泣ける。哀れだ。