映画メモ。

そういえば「アナ雪」を見てないな、でマイダーリンと鑑賞。
私の感想は「妹が全部悪いんじゃね?」
子供時代から何も考えていない妹に振り回されっぱなしできれてしまった姉の物語、としか。どこが「女性の自立」なのやら。
子供向けで展開が速く映像も美しい、曲もタイミングのいいところで入ってまねしやすい、よく出来たアニメ映画だと思う。
とは言うものの、「女性の自立」とまでは読みきれない。
子供向けの映画(ジブリ含む)を大人が見て大人気なくああだこうだと深読みすることを私は元々好まないんだが、これもその類じゃないか、
読み取りが浅い、といわれても、そんなことまで描いてあるか?としか言いようがないんだな、まあ、私のようにみもふたもない感想もあれだが。
特にエルサがレズビアンである、なんてのはちょっと考えにくい、姉として責任を持って妹を思いやり、愛しているだろうが、男性に興味がないとまで、読めるかどうか。
「男が情けないのが新しい」説も読んだが、王子様が悪人なのは「美女と野獣」の村一番のイケメンがいやな奴で既にあったので、新しいとは言いがたい。
新しいといえば、クリストフがいい奴だけど不器用、とてもリアルな「男の子」している点か。まあ、彼も「情けない」といえば情けないか。
私はむしろ「悪人王子」にゲイ疑惑を見た。愛していなくても、もうすぐ死ぬんだからキスくらいしてやっても、、、と思ったのに、しない。
つか、キスしたって、愛してないんだから死ぬじゃん、最後までうそを突き通せ!詰めが甘い!!なんて考えるおばはん。
あかんやっちゃのぉー、と思いつつ、瀕死の状態に陥った相手に対しての憎しみは女性全般に向けた嫌悪感か、
と、そこは深読みするおばはん。
でも初めてのキスは愛し、愛されるものと、がディズニーの「お約束」なのかも。
このような身もふたもない感想を抱く妻のそばでマイダーリンはひたすら「エルサがかわいそう」としみじみするのでした。
とりあえず、夫婦一致で「姉の立場はつらいよ」でしめたのでした。