帰ってきたおきものがたり。(その1)

3年前の今頃予告したように、帰ってまいりました!おきものがたり。いやはや。
3年前はイマドキのレンタル着物は背の高い子対応で、上の娘のように小柄な子向けの柄行がない!などと、いろいろあったんだけど、今回もいろいろあったわ、、(涙)
身長が高ければ選ぶのは簡単!というわけにはいかなかったザンス。トホホ、
我が家の娘たちは身長差が10センチ近くあって姉の方が低い、妹がすらっと長身なのよね、手足が長くて首も長い。
洋服向きのスタイルをしているので幸か不幸か、キテレツな格好もよく似合う。キャラクターもあるようだが。
で、今回、選ぶのにそう時間はかかるまい、とタカをくくっていたら、その「時間」が工学部で、かつ大学の部活をやってる下の娘にはなかなかない。
細切れの時間を使って回りましたわ、なんでこの子はこんなに忙しいのか。
お姉ちゃんはちゃんと時間を作りましたよ、とか言っても「大学も、学部も違います!」と、当然のことを言い返されるわけで。
それでも気に入った着物を着たいという気持ちはあって、浪人組からいろいろ聞かされて早く選ぶに越したことはないと考えていたようで、
慌ただしい帰省期間でも根気よく着物屋巡りをした。3軒、回らせていただきました。お姉ちゃんと同じく。
いやー、「首が長い」「細い」がこれほどまでに「ネック」となろうとは。お姉ちゃんの時は考えもつかなかったわ。
下の子はとにかく細くて、つまり体に厚みがない。着物は胸の厚みで着こなすようなところがあって、いわゆる「鳩胸」と言われる人のほうが似合う。
上半身にある程度の「ボリューム」が必要なのね、、
下の娘はイマドキの若い子らしく、ナイスバディーの娘さんだが、バストサイズはそこそこあっても胸板は薄い。
首の長さも胸板の貧弱さをより強調してしまって、これほど洋服を着るのに美点とされるものが欠点となろうとは。いやー、知らんかった。
あんまり細すぎて、しかも首がひょろんと長く出るので、何を着せても「外人さんがなんか引っ掛けてます」感が。
下手なものだと外国人向けに土産物屋でよく売られている、布団か風呂敷柄のペラいキモノ風「ガウン」に見える、とほほ。
1件目に行った全国展開のレンタルショップであまりの似合わなさっぷりに途方にくれる母娘なのであった、、、、(続く)