ネット雑記。

当事者同士が了解して終わったのかと思っていたらネットで煽られて、まさに「やらかした!」記事をあげてさらにネットがお祭り騒ぎ。
ハゲ子さんだのこまっちゃさんだのの、障害者差別の欠片もないおもしろがりぶりには感心するが、海外在住のおばはんが味方するからうざい、みたいな記事に至っては
一番悪いのは「ネット」だな、としか思えない。
人気エントリに上がっているのをいくつか読んで思ったのは、「障害者は失敗することも許されないのか」ってことで、
確かに、店名を挙げて怒り狂ってしまったのは落ち度なんだろう、
でも、美味しいものを食べようと、わざわざ銀座まで出て行って断られて、しばらくは空きっ腹を抱えて泣いている女性と街をさまようのは
五体満足の37歳男性でも辛かろうに。
むかっ腹を立ててツイッターで誰かに愚痴りたくもなるわ、彼がしたのはそういう「失敗」でしょ。
そういう「失敗」は「有名な障害者」である彼には許されないのかな。なんとも窮屈な世間だ。
「車椅子にさえのっていなかったら」と、車椅子を使わざるを得ない人に思わせるのは正しいのかな。
そこで、店側は接客業者として「失敗」してるんじゃないのかな。
そもそも、予約された時点で、かなり変わった名前なんだから「あの人かな?」とは思わなかったものかな。
ちょっと気の利いた店なら確認するんじゃないかな、「ひょっとして、あの○○様ですか?」と。
それを怠った店が一流店がひしめき合うという「銀座」にあるのが、私にはショックだわ、
「銀座で食事する」って、「気の利いた扱いを受ける」も期待するんじゃない。(確実にそれは「値段」にも反映する)
それを完全に裏切ってる店側は批判に値すると思うけどね。
ネットの人でわざわざ店まで行って「こんなに手間をかけさせようとした!」ってやった人も見たけど、もう、ほんまネット民は容赦ない。
正直、うんざりした。「そこまでするか?」って。
かつてあったネットの騒ぎで、同じように店の態度を批判した「ばなな」が叩かれた事件があったけど(私も叩いたけど)
「ばなな」は少なくとも店で飲み食いはさせてもらったんだよな、でも、今回の彼にはそれもない。
「有名人」「店」「サービス」の点で類似したケースであっても、「食べさせてもらった」か「店にも入れてもらえなかった」で、決定的に違う。
食い物の恨みは恐ろしいってことよ。(違う)
なんにしても、ネットの人間は怖いわぁ。