雑談。

ちきりんさんの「住宅ローンは10年程度で」の意見を読んで、なるほど、ごもっともな話ではあるけれど、
以前、ちきりんさんが名前を伏せて批判していた荻原博子さんと発想があんまり変わらないなあ、と思っていたら
反論も出ているようで、まあ、この「10年以上のローンを組むな」説は住宅取得に限り、
「貧乏人は麦を食え」につながる話だから、いろんな意見もでるだろう。
要はちきりんさんは、この手のおかしなローン設定を考えつく金融業者を批判しているんじゃないかな、無茶な設定って結構あるからなあ。
今から20年近く前、結婚した当時にあった住宅ローンに「親子2代で払う」というのがあって、当時20代前半であった私ですら、
「一軒の家を2世代で?」と不思議だった。必ずしも、子どもが同じところに住むとは限らないものね、
「住継ぐ家」なんて、ちょっぴりハイソな臭いがする設定だけど、「家は新しいのに限る!」と旧家出身の人ほど言うんだよ、
古い家は住みにくいものねえ、、、維持費も大変だし。
無理な話はバブル時代によくあって、結婚したばかりの私が腰を抜かした「保険」の勧誘に月「5万円」の「掛け捨て」ってのがあった。
月「5万円」を「掛け捨て」ですよ!年「5万円」じゃあないですよ、
いや、もう、これにはまいった、実家母の知り合い、と称する人が持ってきた話で、キレた若い私は
「すぐ旦那が死ぬんだったら、お得かもしれませんが、結婚して早々、そんなに早く死んでもらいたくありません」と言ってしまった。
今でも腹が立つわ、なんで月に5万円も掛け捨てにせにゃあ、ならんのじゃ、キャン、キャン、キャン、と怒り狂う私をなだめたダーリンはえらい。
こんな変な知り合いがいる母親を持つ娘をよく嫁に出来たもんだなあ、と、今、その人たちと実家母はつきあっていない、そういうことなんだよ。(涙)
世間には、どう考えても「ないでしょ!」ってな話を思いついて、他人に押しつける人がいたりして、断れない人がそういうのを抱え込んだりして、
やさしい人は、勝間さんの「断る力」を表紙だけでも本屋で見て、「断る!」を実践した方がいいね。「いやなものはいやという」は大事よ。
家計評論家(?)の荻原博子さんも「ローンは定年までに終わらせること」を繰り返し述べられていたような気がするな、
私はちきりんさんは荻原さんに似てるなあ、と時々思ったことがあるんで、以前、批判されていたのが強く印象に残った。
そういえば、森本卓郎のことを、このあいだ「若者は3年でやめる」の人が批判していたな、似たもの同士は仲が悪いもんだな。
適度に下世話、適度に常識的、は相容れないか。